元天才少女の高橋恵プロが ６年ぶりの優勝！

　　
　皆さんは 「ゴルフで天才少女」 と呼ばれた高橋恵プロ 20歳 が初優勝したのをご存知でした？

先週９日、今年で21回目を迎えた女子ツアーの 「ＬＰＧＡ新人戦 加賀電子カップ」 で、２位の
蛭田みな美プロ 19歳らを４打差離して通算３アンダーで、中学２年生以来の優勝でした ・・・

　
　＜13 歳の優勝はマスコミを賑わせました＞

高橋恵プロは、中学２年で出場した2010年７月の女子の下部ツアー・ステップアップ ツアー 「ＡＮＡ
プリンセスカップ」 で、史上最年少 （13歳11カ月） で優勝して 「女子の石川遼」 と呼ばれました。
2013年、富士通レディースで３位に入り、ローアマを取ったのは17歳の時でした ・・・

そう、脚光を浴びたあの 「天才少女」 です。　が その後、主催者推薦でレギュラーツアーに出場して
いましたが、ピッタリと音沙汰がなくなっていました。　ですが、ようやく新人の登竜門と言われる
「ＬＰＧＡ新人戦 加賀電子カップ」 で、初優勝を飾りました ･･･　開花して本当に良かったですねぇ～

　　
　＜今度はレギュラーツアーで優勝を目指す＞

毎年12月に行なわれる同ツアーは、同年度にプロテストに合格し、LPGAに入会した新人選手のみに
出場権が与えられ、生涯に一度だけ出場することができる文字通り、一つしかない 「新人戦」です。

ギャラリーの入場は認めていませんが、大会２日間の初日は、プロテスト合格の成績順に組み合わせが
決定され、２日目は通常のトーナメントと同様に前日の成績に基づいて組み合わせが決定されます。　

優勝者には翌年の開幕戦の出場権が与えられますが、歴代の優勝者には、不動裕理、上田桃子、横峯さくら、
李知姫、森田理香子、一ノ瀬優希、馬場ゆかり、藤田光里プロらがおり、新人女子プロゴルファーが最初に
優勝を狙う大会でもありますネ。　　女子ツアーが、これほど人気がない時代から支えてきて21回を数えました。

　
　＜藤田光里プロも優勝＞

ここで優勝できたんですから、“元天才少女” がプロとして初めて手にした優勝トロフィーには、重さ以上の
重みがあったことでしょうネ。　中学２年生から大器と言われながら、優勝はもちろん 活躍できず、
「どうした？」 という周囲の言葉と期待に重圧もかかり、６年間もの長い間 全く応えられませんでした。　

何かを変えようと2013年には約２カ月の間、米カリフォルニア州に渡り、単身でゴルフ修行も
しましたが、結果は出ず、悪いことに昨年はイップスに陥って最悪の事態になったそうです。

　
　＜昨年は篠原まりあプロが優勝 （下段中央）＞

祖母の喜美子さん （74）に 「辛い」 と、気持ちを打ち明けたとき、「大丈夫。 焦らずやっていきな」
と、いう答えに救われたといいます。　その後は、気が楽になってプレーでるようになったようです。

そして、２度目の受験となった今年７月のプロテストで見事合格しました。　同期には永井花奈、
川岸史果、蛭田みな美、村田理沙プロらがいます。　また ２日まで行われたファイナルＱＴでも
７位に入り、来季ツアー 大半の試合の出場資格を手にしています。　これも嬉しいでしょうねぇ～

　
　＜自信を取り戻した高橋恵プロ＞

初優勝に歓喜の涙が溢れた高橋恵プロ。　「中学２年から勝てなかったので本当に嬉しい。　
これで安心した。　毎年、優勝できるように頑張り、４年後には賞金女王になるよう、

　とにかく優勝にこだわっていきたい」 とコメントしていました。　“元天才少女”は自信を
取り戻して、今度はレギュラーツアーという場所で輝く舞台を作れそうです ・・・　　　　



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