当ブログでも何度もタイ国の交通事故死の多さや交通事情・マナーなどに触れていますが、
タイ健康促進財団(Thai Health Promotion Foundation)が、2020年の交通事故について
解析し、特にオートバイについて注意するよう勧告しています。
同年では合計17,831人が交通事故で死亡し、これは一時間に2人が交通事故で亡くなった
ことになります。しかし、この死亡者数には、病院に運ばれた後に亡くなった人の数は
含まれていませんので、この数字以上の人が亡くなっているはず。 恐ろしいことです。
死亡者の74%はオートバイ運転者とその同乗者で、特に同乗者の多くがヘルメットを着用して
いないために、事故で頭を打って死亡した例が多いとのこと。 オートバイに乗車する全員が
ヘルメットを着用すれば、死亡者数は36% ほど減少する可能性があると、訴えています。
これには、タイの法執行の甘さが交通事故の多発の一因となっており、交通違反者の取り締りは
各県によって異なると、同財団は指摘しています。例えば、ターク県では飲酒運転の取り締りが
人口10万人あたり5,521件であるのに対し、パッタニー県やロッブリー県では、まったく
取り締りが無かったとも指摘しています。ヘルメット未着用の数も県によって違うよう。
そんな中、「タイ ヤマハモーター社」が、バンコク近郊で行なっている、事故を減らす為の
地道な活動が、評価され注目を集めていると、FNNプライムオンラインが 伝えていました。
同社は、静岡県磐田市に本社を置く『ヤマハ発動機』」のタイの現地法人で、活動と取組みは、
安全運転を教えるための教習だそうです。本当は、国がやらなければ ならいないことですよネ。
タイ国の事故の多さは、何と言っても安全運転への意識の低さから来ているでしょうから、
バイクライダーへの安全運転意識の向上が課題です。タイ ヤマハモーター社は、安全運転を
普及させようと「ヤマハ ライディング アカデミー」を設置し意識向上に取り組んでいます。
自社の敷地内に作られた施設(総面積は1万8000平方メートル以上)には、S字カーブや
交通標識など、日本の教習所と同じようなコースや実技用の訓練コースも設けられています。
安全運転を教える、学ぶ基本的なメニューのほか、免許取得のためのコースや、大型バイクの
乗り方など、指導や目的に合わせ八つのメニューが用意されているといいます。今後、さらに
タイの交通事故を減少させるためにも、トレーニングをより充実させていく方針だそうです。
日本では、免許取得の試験を受けるには、普通免許の場合、学科と技能あわせて60時間の
教習が必要ですが、タイでは5時間が普通で、中身も薄く事故が起きるのは当然でしょう。
2008年の設立からこれまで、この施設では約14万人が運転技術を学んだそうです。
そう、政府はヤマハさんと提携して、交通違反者を ここに送り込んだら良いのにねぇ~
事故原因と共に、その当事者がどこで免許書を取得してきたかの調査をして欲しいところです。
地方で取得してきた御仁なんか字があまり読めない人なんかもいると聞いています。それと規則に従うのが苦手な人が多いのが地方出身者が多い。
こんな連中に安全運転教育を実施しても効果のほどを疑ってしまいます。しかし指をくわえて見てる訳にもいかず、如何すれば良いのでしょうか?
タイ国の課題は、これらの人達を如何に常人に近づけられるかと思います。