タイサッカー協会は先月、タイ代表を率いる西野朗監督と2年間の契約延長で合意しています。
その契約合意の数日後、プロンポン駅前のベンチャシリ公園にて 考えごとをしながら ゆっくりとした
ジョギングをしている姿を見かけました。『頑張って下さい』 なんて野暮な掛け声などしませんでした。
U-23代表も兼任し着実に実績を残している西野監督。先月も地元で開催されたU-23アジア選手権で、
史上初のベスト8入りを成し遂げました。強豪オーストラリア、バーレーン、イラクというグループ
A組での2位であり、史上初の決勝トーナメント進出に導いた手腕は、高く評価されています。
タイチームは同選手権で、唯一 ベスト8に生き残った東南アジア勢でした。近年、目覚ましい
躍進を遂げるベトナム代表も この選手権では、グループステージで最下位でしたからネ。
<タイの U-23 メンバー>
タイの熱烈なサッカーファンからは、“2年なんて言わず、もっと長く続けてほしい。間違いなく
タイのチームを世界レベルまで引き上げてくれる” と、誰もが西野監督を大歓迎しています。
カタールW杯2次予選では、G組で5試合を終えて2勝2分1敗の3位でしたし、U-23アジア選手権の
試合後には「アキラ・タイランド」の応援歌が歌われるほど、タイで愛されるようになっています。
その応援歌は、かつてベリンダ・カーライルが歌ってヒットした「Heaven is a place on
earth」のメロディに乗せ「アキラ・タイランド」とコール。 一定のリズムと節を持った
チャント(chant)での「アキラ・タイランド」は、タイ人サッカーファンの応援の中心を
成しているそう。ある時は選手より声援が大きくなると、タイの知人が言っていました。
準々決勝でサウジアラビアに 0-1 で敗れ、東京五輪出場は惜しくも叶いませんでしたが、
次なる目標は22年のカタールW杯出場です。 でも西野監督は慎重です。 “タイ選手は、
個人では原石が多いので、それをしっかり磨けるようになれば、次の次なる大きな目標の
2026年W杯にたどり着けるかもしれない” と語っています。いやいやカタールに行きましょう。
「タイでの西野時代」と言ったら大げさになりますが、それがやって来そうで、よりタイの
サッカー熱が高まるように感じます。 実際、日本の選手はもちろんですが、タイの国内
リーグにも日本人監督が増えています。西野監督の影響力が、より増しているからでしょうネ。
試合後などの記者会見場に姿を現すと、必ず両手を合わせて一礼してから着席するそう。コメントを
求められると、開口一番 ”コップンカップ(ありがとう)” と、タイ語で感謝の言葉を口にしてから、
話し始めるといいます。「就任して約半年、西野監督もすっかりタイの文化に馴染み、振る舞いも板に
ついてきたようだ」と、タイ人ファンは言います。 ここでは『頑張って下さい』と叫びたいですネ。
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