今日 4月6日は “チャクリー王朝記念日” (建国記念日) で、タイ国内は祝日となっています。
ラマ1世王が、現在のラマ9世王に続く王朝を作り上げ、現王朝が誕生した日とされています。
釈迦に説法でしょうが、タイは1238年(772年前)以来、小タイ族による最初の国家とされる
スコータイ王朝・アユタヤ王朝・トンブリ王朝、そして 1782年(228年前)にバンコクに首都を移して
現在の王朝であるチャクリー王朝 (バンコク王朝) と云う、歴史の流れがありました。
<現在の王宮>
チャクリー王朝のラマ1世からラマ9世までの即位期間を較べると、現国王の偉大さが理解できます。
1世→27年、2世→15年、3世→27年、4世→17年、5世→42年、6世→15年、7世→10年、8世→11年、
9世→64年、と現在のプミポン国王が圧倒的です! 世界から見ても 即位年数は世界一ですからネ…
このタイの歴史上で 「偉大な三大国王」 と呼ばれているのが、スコータイ王朝で全盛期を築き
タイ文字を創ったと言われる 「ラームカムヘン大王」(スコータイ王朝)、その生涯が映画化もされ、
また ムエタイの創設者でもある、「ナレースワン大王」(アユタヤ王朝)、そして あらゆる改革・制度の
近代化を実現させた 「チュラロンコン大王」 (チャクリー王朝) の三人なんですネ。
<若かりし頃のチュラロンコン王>
中でも 42年間統治したラマ5世であるチュラロンコン王は、今でも国民から慕われ愛され、会社や家庭で
飾られるチュラロンコン王の肖像画・写真は、現プミポン国王に次いで多いのではないでしょうかネ。
その理由は、国王に即位すると、すぐに欧米に視察旅行に出かけ、タイの近代化の立ち後れを学び知り
数々の改革を行った、と言われています。 これが世に云う “チャクリー改革” です。
中央集権国家の創設、官僚制度の導入、学校教育の開始、議会制度の改革、主要道路の整備、電話
業務の開始・・・ 確かにどれを取っても近代化政策ばかりです! 米国のタイム誌で、「20世紀に
もっとも影響力のあったアジアの20人」 の一人にラマ5世が、タイ人から唯一選ばれているそうですヨ。
しかし三大王がなされた功績以上に、プミポン国王も64年もの間に数々の功績を残されました。
<プミポン国王>
「働く王室」 として、3,000以上にのぼる 「ロイヤルプロジェクト」 と呼ばれる事業を展開し続け、
国民の生活向上のために、自ら陣頭指揮を執って来られました。 国際的な評価も高く、国連のアナン
元事務総長からも、長年の国家開発に関する功績を称えられ、「国連開発計画賞」 を贈られています。
タイ人に 「国王のどこが好きか」 と聞くと 「国民のためによく働いてくださる」 と答えるのが多い
と聞きます。 こんな現国王ですから、将来は偉大な国王に加えられ 「四大国王」 と呼び称される
ことになるでしょうネ・・・
“チャクリー王朝記念日” おめでとうございます!
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます