タイの徴兵検査で 一番 頭を 悩ましているのが、ニューハーフの対応のようですネ。
昨日からの続きです ・・・
タイの今の法律では、戸籍の性別を 変えることはできませんので、外見は女性でも戸籍上の性別は
男であり、18 歳の時に予備兵名簿に登録されていますから、徴兵検査を 逃れる訳にはいきません。
検査当日も女性と同じ恰好で来ますから、集団の男ばかりの中に ポツン、ポツンと女性がいることが
異常に映ります。 しかも男性たちは、身体検査で上半身裸になっていますから、その女性らは下を
向いていると聞きます。 彼ら自身は女性と認識していますから、当然 恥ずかしいのでしょうネ。
ニューハーフの人達は 検査に来れば、軍の規則で 「精神障害」 として兵役を 免除されます。
男性ばかりの兵舎に 女性が入ってきたら、厳しい軍の規律も風紀は乱れてしまいますもんネ。
でも こういう光景がタイらしいですネ。 他の約20カ国の徴兵制度はどうなっているんでしょう。
一般男性も ニューハーフは、 「精神障害」 として兵役を 免除されることを 知っていますから、徴兵の
免除を 得る為に、その時だけ ニューハーフになる者もいると聞きます。 が、これが後々 問題です。
徴兵免除になった場合、徴兵失格検査証明書に 「身体障害者」 と記載されます。 記録は恒久的に
残り、就職やローンの審査で徴兵検査証明書の提出が求められ、不利になることが よく あるようです。
これに抗議したのが、ゲイ権利団体でした。 銀行口座の開設や海外へのビザ取得にも、この 「身体
障害者」 の一文字が これこそ障害になって、一般人と同じような生活が送れないと訴えています …
タイ国防省も 「身体障害者」 に代わる表現を 考えているようですが、まだ 決まっていないようです。
現在は 「30日以内に完治しない病気に罹っている」 として、不合格にする暫定法案に従っているとか。
こんな問題を 抱えることになるので、一時的にニューハーフになることは 無くなっているようです。
タイはミャンマー・ラオス・カンボジア・マレーシアと陸続きになっており、国を 守るためにも軍の
強化は避けられず、徴兵制度も必要なんでしょうが、余りにもニューハーフが多いので社会問題化し
国防省の大きな悩みでもあるようですヨ。 まさか その人達専用の軍隊を 作る訳にはいかないしねぇ~
“タイならでは” の同問題、まだ 解決には時間がかかるようです。
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