イオンが自社開発した「イオン シラチャ ショッピングセンター(SC)」がオープンし
“シラチャ” という街(パタヤの手前にある)が、活気づいている感じですネ。
イオンタイランドの店舗としては78店目のイオンシラチャSCは、コミュニティー モールとして
ゴールデンシティ シラチャと名付け、売り場面積は約1,900平方メートルのうち、スーパーマーケット
「マックスバリュ」を核店舗として、テナントは40店が出店し入居する飲食店11店の内9店を
日本勢が占めるなど、「JAPAN」にこだわり、在住邦人の商圏を創出させるとしています。
そうそう、イオンと業務提携しているクラブタイランドもシラチャ支店として1階に入居しました。
シラチャはバンコクの南東約100キロの所に位置する小さな漁村でした。1991年、シラチャの近くに
国際貨物の拠点となるタイ最大の貿易港・レムチャバン港が完成し、20年ほど前に日本から製造業が
周辺の工業団地に進出してから駐在員が住み始め、今ではイオンSCがオープンするほどに ・・・
2011年の大洪水でタイ中部の工業団地が浸水し、多くの日本企業がシラチャ周辺に拠点を移したことで
日本人の増加に拍車が掛かり、2009年にはタイで2校目の日本人学校が開校。人口も約27万人と増え、
日本人は10年前の3倍以上、バンコクに次いで多い約1万人が住むようになりました。まだ
増えると見込まれ、日本人向けのマンションなどの建設も急ピッチで進む近年 注目の街です。
昔は海と山に挟まれたのどかな漁村の街でしたから、元々 外国人の住宅など無関係でしたが、
日本人が急増して住宅が不足気味となって価格も高騰するなど、街は大きな変貌を遂げています。
こんなですから日系のゼネコンもドンドン進出しています。例えば、東急の子会社なんかも全180戸の
集合住宅を建設中です。8月中旬にオープンしたモデルルームなどは、日本式の玄関、浴槽、洗浄
機能付きトイレと、日本の住宅とほとんど変わらない造りで日本人の顧客を掴もうとしています。
シラチャでは、まだまだ日本人のファミリー向け物件が不足しており、日本人が満足できる高品質と
セキュリティがしっかりした住宅需要があり、まだまだ進出してくる中堅企業も多いでしょう。
でも そんな住宅の家賃って どのくらいするんでしょうネ。その東急で約130平方メートルの3LDKで
賃貸価格は月7万バーツ(約23万8,000円)前後とのこと。 結構 いい値段ですねぇ~
こんな住宅が来年9月までに180戸が完成して、新たな日本人コミュニティーが誕生しそうです。
現在、日本人学校には約350人が通っていると聞きますが、イオンSCがオープンし日本料理はもちろん
書店・学習塾・カラオケ店と、なんでも有りとなり、シラチャも日本語だけで暮らせる街になりそう。
ある地元のタイ人が呟いているそうです。「昔は木造家屋が並ぶ漁村だったが、日本人が住み
始めて全く別の街になった。海水が満ちてくると生えてくるマングローブが懐かしい」と ・・・
日本人の増加に伴い、雇用も生まれるでしょうからタイ人も増え、一般住宅の賃貸価格も
バンコク近郊並みまで上昇していると聞きます。バブルにならなければ良いですがねぇ~
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