ラオスがタイのようになるのは いつかな？

　　
　今回のオリンピックに 参加しているタイ人選手は37人ですが、カンボジアなどは５名前後でしょう。
蒸し返すようですが、猫ひろしのカンボジア人での五輪参加、とんでもない事件でした。 （昨日の続き）

そんな国の弱さに つけ込んで、売名行為で お金を 注ぎ込んで国籍を 取るなんて許してはいけない！

　さて、バンコク週報に 興味深い記事が掲載されていました。

　
　　　　＜ラオスの陸上選手です…＞

お隣の国ラオスも、今回のロンドン・オリンピックに 参加しているのは３名のみですネ。　女子100Ｍの
レンリーさん （16歳） と 水泳男子50Ｍ自由形のパッタナーさん （15歳）、いずれも高校生です。

そして 陸上100メートルに キラコーンさん （23歳） ですネ。　ベストタイムは、昨年のルアンパバーン
国体で 優勝した時に出したラオス新記録の10.37秒、彼は ラオス最速の男なんですヨ ・・・

でも 三人とも オリンピック参加標準記録を 突破することが出来ませんでしたが、オリンピック委員会の
特例のはからいで、特別枠での参加でした。　レンリーさんパッタナーさん共、嬉しかったでしょうねぇ～

　
　　＜オリンピックではありません、SEA大会です…＞

キラコーンさんは、ラオス国立大学経営学部を 卒業し、現在 ラオス警察で インターンを しており、
「ラオスを 代表してオリンピックに 参加できるのは、最高の名誉で嬉しいし、ロンドンで ベストを
尽くしたいと」 と 話しています。　

キラコーンさんは、本格的に陸上をするようになってから まだ ５年だそうです。　それまでは 友人達と
学校が終わると 国立競技場でサッカーを していたと いいます。 今でも スペインやチェコなどの
大会にも参加してきているようですが、オリンピックへの参加は特別な思いがあるそうですヨ …　

　
＜25 回 SEA大会に 使われたシンボルマーク…＞

将来は 警察官として陸上のコーチに なるのが夢とか ・・・　カンボジアでも キラコーンさんのような
人が 沢山います。　そんなの諸事情を 知ればするほど、猫ひろしの五輪騒動は腹が立ちますネ。

　処で、ラオスは 2009年の三年前に、東南アジアのオリンピックと言われるＳＥＡゲーム （第25 回） を
主催し大成功を 収めています。　これに よって、各競技の底上げにも繋がり、多くの選手が誕生して
いるようです。　ですが、年間を 通じて常に 練習を行なっている競技の数は まだ 少ないのが現状で

　
＜25回SEA大会に結果、ラオスは７位でした…＞

仕事と両立している選手が多いほか、運動施設の整備状況の遅れ・合宿や遠征のための予算が、
極めて限られていますからねぇ～　まだ まだ タイのようには、国の余裕がありません。　

スポーツ大国のメダル争いが注目されますが、ラオスのような小国の選手の大きな活躍も
期待したいオリンピックだ、と バンコク週報は 締めくくっていました。　まったく 同感です。
ラオスからメダルを 獲得する選手が出ることを　祈っているワタクシです！　　


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