近年、日本への旅行ブームがきっかけで、温泉が大好きというタイ人も多くなりました。
が、タイの友人が日本の温泉地でタトゥー(入れ墨)があるため、入浴を断られたと言います。
タイでは700年以上も前からタトゥーを「災厄から身を守り幸福を招く」と信じられている
守り札のような護符としての発想があり、お守りとして直接 身体に彫った慣習があったとか。
どこの国でも最初は宗教的なところから来ているのかも知れませんが、欧米人の若者も
多いですネ。 タイでは今でも「タトゥーは護符的もの」という、その慣習が生きて
いますから どちらかというと神聖視されてきました。タトゥーのあるタイ人は
珍しくありません。タトゥーが理由で立ち入り禁止という施設もありませんしネ。
日本のゴルフ場のお風呂はタトウ―の人は入浴禁止にするケースが多いんですが、近年は訪日
外国人も増え続けており、ましてや20年にオリンピックが開催されます。益々 外国人観光客が
増える中、温泉などの施設で これまでタトゥーお断りだった場所が検討を始めたといいます。
タトゥーを入れているプロゴルファーもいますので、五輪が会場となるで霞ケ関CCが心配です。
リッキー・ファウラー選手は右腕に五輪のマークを、左腕には祖父の名前(田中豊)を漢字で
<左腕の田中豊の文字が光ります>
タトゥーを入れています。4年ほど前にゴルフを教えてもらった日本人の祖父である豊さんの
名前を入れて話題になりました。と同時にファウラー選手のミドルネームでもあるそうです。
女子でも、世界ランキング1位になったことのあるリディア・コ選手(ニュージーランド)も
4年前、右手首にローマ数字のタトゥーを入れています。数字は「2014年4月17日」を示すもので、
リディア・コ選手がプロ転向後、初めて優勝した日の日付だそうです。
文化の違いで日本では、タトゥーはイコール反社会勢力と一緒にして、東京五輪にやってきた
ファウラー選手やコ選手が、タトゥーがあるという理由で制限がされることはないでしょうが、
<数字が小さく右手首に>
少し気になります。タイに住んでいるとタトゥーを余り気にしませんが、日本に帰国すると、欧米人
はじめ訪日外国人が多くなり、何かとタトゥーの話題が多くなり文化の違いを再確認させられます。
タトゥーを入れるタイの人たちを多く見ていますので、他国でも暮らしている日本人は、
タトゥー = 反社会勢力という認識は薄いでしょう。ですが、日本でその文化の違いで
「タトゥーの方はお断り」と、ゴルフ場の入場を断ると国際問題にもなりかねません。
いや、すでにそのような事例は発生しているそうですから。
そう言えば つい最近、ガンで亡くなった格闘家の山本KID徳郁さんが、タトゥーで人体に電磁波をあて
断層撮影をするMRI検査が受けられなかった等、違う意味でも何かと話題が多い今日この頃です。
日本ではタトゥーは ・・・ 長くなりますので明日に続きます。
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