タイ入国管理局は、また タイ入国の際の制限を告示しましたネ ・・・
日本を含め多くの外国人は、タイを訪れる入国目的が観光である場合、原則としてビザ無しで
30日間の滞在が認められています。 このビザ免除措置を利用すると、陸路でタイと国境を
接する国への出入国を繰り返すことで、実質上 タイに長期滞在することが可能となります。
これを今月の 「12月31日から1年間で2 回までとする」 旨を告示したわけです。
ビザ免除措置を利用して出入国を繰り返すことを現地では 「ビザ・ラン」 と呼んでいますが、これを
悪用して、特に近隣諸国の人たちが不法労働を行なっています。 不法就労者の追放でもありますネ。
ノービザでタイへの出入国を繰り返して長期滞在する人たちの取り締まりの一環でもありますが、
詳しい統計はありませんが、かなりの利用者がいるでしょうネ。
2014年から取り締まりを強化していましたが、ビザ・ランが減らない為、さらに取り締まりの
強化を行なんでしょう。 何度も注意喚起していましたが、今度は 本当に実施するようです。
在タイ日本国大使館も30日以内の短期観光以外でタイへ入国する場合は、入国前に目的にあった
ビザを取得するよう注意していました。 陸路でタイへ入国を予定されている方は注意が必要ですヨ。
ビザ・ランを専門に扱う旅行社も多く、日系もいくつかあるくらい。 私もタイへ来た当初、利用したことが
あります。 タイはご存知、カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマーと国境が繋がり、多方面の陸路から
出入国が可能です。 車や列車でこの国境を越えるという体験は日本ではあり得ません。 私も国境越えが
好きで4カ国から陸路で入国したことがあります。 そう、それぞれの国境地帯にはカジノもありますしネ。
タイ政府は、今回の制限や50歳以上のリタイアメントビザの預金額を従来の80万バーツ以上から
300万バーツ以上に引き上げるなど、経済的に余裕のある外国人でないと、タイにロングステイ
させない傾向が強くなっている感じがしますネ。 タイ国にとって良いのか悪いのか ・・・
一方 観光客には来てもらいたく、12月1日から来7年2月28日までの3カ月間、観光ビザの申請料
(千バーツ) を免除し、到着時ビザの申請料を2千バーツから1千バーツに引き下げています。
タイの乾期となる11月から2月までは、観光の書き入れ時です。 が、今年はプミポン国王の
ご逝去にともなう自粛ムードなどで、外国人観光客の足が鈍ることが懸念されており、また
中国人向けの 「ゼロドルツアー」 の取り締まり強化で、一層 激減すると予想していますからネ。
それなら、慌てて入国制限や預金額の増額など今はせずに もう少し
後になってやればいいのに、なんて思っちゃいますがねぇ~
* 釈迦に説法ですが、「ゼロドルツアー」 とは、タイでの宿泊費、食費、ツアー費などが全て
無料とうたった中国人向けツアーのこと。 その代わり、ツアー参加者がタイ滞在中に宝石店、
皮革製品店、絹製品店などに連れて行かれ、高値で商品を買わされるツアーをいいます。
来年2月に 日・タイ ゴルフフェスティバル が開催されます ・・・
バンコクの有名な「外こもり」者である福ちゃんのWEBサイトによれば・・・・
今回の措置(陸路入国は年2回)は、近隣諸国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、マレーシア)の国籍者は対象にはならない、と書いてありますね。どうなんでしょう?
http://supportasia.blogspot.jp/2016/12/blog-post_17.html
さぁ~ どうなりますか。 タイはいつもコロコロ変わりますから ・・・
今後に注目しましょう。