タイでは今日16日が「三宝節(アーサーラハブーチャー)」、明日17日が「入安居
(カオパンサー)」のという仏教の祝日です。 官庁など完全にお休みとなります。
タイ商工会議所大学の経済ビジネス予測センターでは、二日間における市民消費額が
前年比3.5%増の67億400万バーツ(約234億6,000万円)と予想しているようです。
両日を祝日とする企業も多いんですが、市民の多くがタンブン(徳を積む)でのお寺への参拝や
旅行関連への消費となっており、ここ数年市民の消費額に大きな伸びや変化は見られないですネ。
そう、両日とも酒の販売が原則禁止され、ナイトライフもお休みです。 ホテルを 除いた
レストランなどでお酒は 飲めませんからご注意を。 販売した違反者には 6カ月以下の懲役、
1万バーツ以下の罰金が科されます。レストランやコンビニなどのお店は お酒を販売しません。
先の総選挙でもアルコール類が販売禁止されたり、こうして仏教日もNGだったり何かとお酒に
関しては、いろいろな規制があります。されど飲酒運転も多く大きな社会問題となっています。
そこで、最近 注目を浴び出したのがノンアルコールビールです。緑に赤い星がトレード
マークのオランダ企業 ハイネケンが、近年 ノンアルコールビール「ハイネケン 0.0」を
タイ市場に投入しました。ハイネケンといえば、タイで一番 売れている外資系のビールです。
欧州でのノンアルコールビール市場の拡大もあり、タイでも扱うお店が増えつつあるようです。
<ハイネケンのノンアルコールビール>
ノンアルコールビールの広告展開が盛んに行なわれている中、何かと警告をしながら
ノンアルコール広告に待ったをかけているのが、政府の食品医薬品局です。タイでは
アルコール飲料そのものの画像や映像の広告を禁止していますが、今年3月になって、広告で
アルコールが入ったビールを連想させないよう、メーカーに対して注意を呼び掛けています。
<シンハの低アルコールビール>
同局は、これまでにノンアルコールを謳った麦芽飲料など23の商品に関する広告をチェック
する等、本腰で動き出しました。ノンアルコール飲料の場合、テレビやインターネットで広告を
放送する際には同局に申請すること、また成分などに関する証明書の提出も義務付けました。
タイ食品・薬事委員会事務局という機関では、「ノンアルコールビール」に対して「ビール」という
名称を使うには問題があると指摘。“「ビール」と呼ぶのはアルコールが入った飲料であり「ビール」と
いう名称を使用するなら広告をしてはならない。例えば「ノンアルコール・モルト飲料」とすべきだ”
とクレームしています。 どうやら、消費者にビールと誤解されかねない、と訴えているようですネ。
ハイネケンは指摘を受けて、今ある在庫品にシールを貼って商品名を修正して販売しています。
なにせ、アルコール飲料を連想させる違法広告を流した場合、販売元に対して罰金5,000バーツ
(約1万8千円)が科され「飲めば健康になる」などと消費者に誤解を与える表現をした
場合は、懲役3年か罰金3万バーツ以下、またはその両方が科されるといいますからネ。
いやはや、タイは日本に比べて 本当にアルコールとタバコに厳しい国です(苦笑)。
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