タイのバレンタインデーと初体験？

　　
　ワタクシの前職は 外資系のタバコ会社、十年ほど前　歩きタバコの危険性が問われた際、ポケット
灰皿を 街ゆく人達に配るキャンペーンを 展開することに … …　良い企画だと褒められるか、と思いきや

「かえって　歩きタバコを 増長させてしまう」 という批判を 受けました ・・・　要するに ポケット灰皿を
持っていれば、「堂々と歩きタバコを していいんだ」 という概念を 植えさせてしまう、という事なんですネ。

　
　＜東京ではこんなポスターが…＞

　今日のバレンタインデーを 迎えるにあたり、タイ保健省は 性交する若者が増えると予想し、避妊や性病
予防の為、コンドーム6,000万個を 無料配布すると 聞いて、上述のポケット灰皿の話を 思い出しました。

それでなくとも、タイでも十代で性体験を する若者が増えている中、若い娘さんを 持つ親からしてみては、
同じような気持ちになるのではないでしょうかねぇ～　　コンドームを 無料配布することは悪いことでは、
いや むしろ 良い活動だとは思いますがネ ・・・　ちょっと 心配になりました。　更に詳しく聞くと …

　
　　　　＜タイの地方には コンドームの博物館もあるくらい…＞

保健省は バレンタインデーを 「初体験の日」 と考える若者が多いことから　「安全なセックス啓蒙活動」 の
一環として、若者やセックス産業の関係者などに 6,000万個に 及ぶコンドームを 無料配布します。　

実は、保健省がラチャパット大学と協力してバンコクの若者 （12歳～24歳） 1,014人を 対象に 実施した
調査によれば、性交渉に コンドームを 使用すると回答したのは、僅か 半数に過ぎなかった事によるとか…

　
　 　 ＜えっ～　12歳から調査の対象に！＞

これにかかる費用6,700万バーツは、世界エイズ・結核・マラリア対策基金、同省伝染病予防局 … 等々が
負担するとのことです。　ちゃんと 深い意味はあるんですが、これが上手く伝わらないとねぇ～　

　タイのバレンタインデーは、チョコレートではなく バラの花を 男性が贈ることは、つとに有名ですが、
贈り物に費やす一人平均の出費が1,348バーツとか …　物価や収入の割には、多いような気がします。

これは タイ商業会議所グループが、1,206人に 実施したアンケート調査なんですネ。　

　
　　 ＜タイのバレンタインデーと言えば、バラ！＞

「バレンタインデーに恋人から何を 期待するか」 という質問に、花 → 61.5％　愛の言葉 → 45.7％　デート/
食事 → 42.1％　チョコレート → 37.9％ 　だったそうです。　ここで注目すべきは、チョコレートが 38％
近くあったことですよネ。　これは 明らかに日本文化の影響ですヨ！　以前ではあり得ませんでしたもの。

その人気の花では、「バラ」 が　77％と 圧倒的で 「チューリップ」 6.3％、 「ユリ」 6％ 等を 大きく
引き離しています。　　タイのバレンタインデーについて、もう少し 明日に続きます ・・・　



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