「タイらしい出来事があり、タイらしからぬ選択方法だった」 というオトリ捜査がありました。
バンコク近郊のノンタブリー県では、女性ばかりを狙った路上強盗が頻発していました。
警察管区内で、なかなか逮捕できず 近県からも問い合わせが多くなり、問題を抱えていました。
そこで県内にあるラタナーティベート署のキティサック警察署長は、犯人をおびき寄せるため、
婦警を一般市民に変装させて、オトリ捜査を行なうことを考えました。 が 複数犯の可能性もあり、
凶悪な路上強盗犯逮捕のために深夜、体力的に劣る婦警を単独で危険な目に遭わせることは
危険だと感じていました。 署員の中でも婦警の起用には反対意見が出ていたそうです。
そこはニューハーフの人が多いタイです。 ここは署長も屈強な警察官を女装させ オトリ捜査に送り込もうと、
シンプルかつ実践的な解決法を閃きました。 そこでオトリ捜査に人選したのは、大学院卒の修士で頭も良く、
色白で、すね毛も無いヴィヴェック巡査部長でした。 その人選には署内の反対意見は無く、誰もが同意した
そうです。 禍は、誰もが今まで、ニューハーフとのお付き合いが無かったことでしょうか ・・・
そのヴィヴェック巡査部長が女装した容姿の画像がこれでした。 黒いかつらを被り、カジュアルな
ダークカラーのワンピースを着て、ストラップ付きのピンクのハンドバッグを持つとのことです。
巡査部長は、毎朝早朝の4時~6時まで、路上強盗犯をおびき寄せるために、警察管区内で複数のバス停に
立ち続けました。 そして数日後、ヴィヴェック巡査部長は、路上強盗を犯そうとしていた怪しい二人組の
若い男を目撃します。 しかし、その場では、すぐ察知され逃走されてしまったというのです。
タイではご存知のように、どこにでも化粧をしたニューハーフさんがいらっしゃいますので、
本当のニューハーフか、そうでないかを見分ける目は超えています。 もう少し勉強して化粧に
<普段のヴィヴェック巡査部長>
工夫をこなすなり、すね毛があっても 多少 肌が黒くてもイケメンがいなかったんでしょうか?
ヴィヴェック巡査部長には失礼ですが、これでは見破られますよねぇ~
タイではどんな職場でも、ニューハーフの人たちが働いている光景を よく 見ますし、それが
当り前の社会になっています。 のでタイの人はもちろん、タイに住んでいる日本人も日本の
テレビでの芸能界を見るように、また外国人も何の変哲さも感じさせません。
<客室乗務員もニューハーフの人たちが働いています>
ですが、軍人と警察官だけは、ニューハーフの人たちは体と精神に障害があるとして成れないと
聞きます。 ですので 当然のこと、どこの警察署内には ニューハーフの人たちはいません。
だから同巡査部長にお鉢が回ってきたんでしょうが、せめて、化粧に工夫が必要でしたネ。
幸い、ナンバープレートをメモしたことが契機となって、2人は逮捕されましたので良かったです。
ワタシだって化粧すれば、もっと綺麗になれたでしょうに、なぁ~んてネ ・・・
来年2月に 日・タイ ゴルフフェスティバル が開催されます ・・・
毎日拝読、コメントなしの一歩です。
この記事、素晴らしいです。 最高に面白いですよ!
なぜコメントが一つもないのか不思議なのですが・・、とにかく最高です。
個人的独断と偏見に基づき、今年の拍手大賞に決めました。
来年も楽しみにしています。どうぞよろしく!
その上、今年の拍手大賞までいただき恐縮です。
これからも、どうぞ宜しくお願いします。