さすが、LGBTの人たちが生活しやすい国・タイですネ。 今度は刑務所までにも気遣いを見せています。
現在、タイの刑務所に収監されている受刑者が 全国で約30万人と言われていますが、特にタイは
LGBT (レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー) の人たちが他国より多く
カミングアウトしていますから、受刑者でもLGBTの人数も日本の比ではないんでしょうネ。
<ニューハーフの美人コンテストで優勝したジラチャヤさん(中央)>
そこで、法務省矯正局は刑務所内でのいじめ・暴力・性的暴行から守る為、専用の刑務所を
設置する準備をしており、まずは第一弾としてミンブリー刑務所をLGBT専用とするようです。
これだけ、LGBTの人たちに理解ある国ですが、現在のタイの法律では 性の戸籍変更は認めていません。
ですので 男性が女性になっても、それぞれ元の性別のまま刑務所へ収監されます。 そこで刑務所内で暴行や
いじめ被害に遭う受刑者は後を絶たないと言われています。 刑務所内では そんな問題を抱えているタイです。
タイはいろいろな所で、そのような人たちの話題に事欠きませんが、4月かな? 徴兵に就くか、
逃れるかの場面で、こんなことがありタイの人達はもちろん、外国人の注目の的となりましたネ。
<徴兵制度の身体検査の一コマ>
タイの徴兵制度はくじで決まります。 4月になると 徴兵くじの季節がやってきて、21歳以上の
男子がびくびく ヒヤヒヤとくじを引き、当たると2年間の兵役に就くという くじ・システム。
ただし、くじ引きの前の身体検査で、肥満、病気、体の障害、そしてニューハーフはその場で兵役
不可となり、くじを引くことを免除されます。 そんな徴兵の身体検査とくじの場が 報道され
楽しいというか 話題となり 「今回はどんなニューハーフが現れるか」 と注目されるわけです。
毎年、徴兵から逃れたい為に この時だけニューハーフに変身する男子もいますから、ぶさいくな化粧をした、
いかにも男らしいニューハーフも見かけます。 それをメディアが愉快に報道しますから、お茶の間も笑えます。
<徴兵を免除されたキッタムックさん>
ただ今年は、徴兵くじの会場に現れるニューハーフ美女の特集で、バンコク大学に通うキッタムック・
ピンナロン (Kittamuk・Pinnarong) さんが注目され、余りの美貌に 誰もが釘付けになりました。
どうみても男性には見えない、男性だと知っていても信じることができないほどの可愛さで、自身の
フェイスブックに徴兵検査の写真を掲載すると 話題沸騰し、テレビ出演が多数舞い込んだといいます。
そんな報道を見聞きしていると、微笑ましい気分になりますよネ。 他国や日本で前向きに
生きられない環境にいるLGBTの人たちが、タイを羨ましく思う気持ちが理解できます ・・・
<FBで話題にもなりました>
そんなタイの環境は、性別適合手術に関する医療でも数十年間のノウハウ、手術費の安さ、訓練を
受けた外科医の多さという強みを持ち、性別適合手術を求める患者を世界中から引きつけています。
この話は 長くなりますので明日に続きます・・・
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