若き新鋭現る！

日本ではあまり話題になりませんが、3月に中国の海南島にあるヤロンベイGCで行なわれていた
欧州男子ツアー第15戦「TCLクラシック」に、通算22アンダーでタイ人プロゴルファーの
チャプチャイ・ニラート（23歳）が、4日間トップを守り続けて完全優勝を達成しています。


早速　タイのマスコミ等にも「期待の新鋭」という見出しで掲載され始めました。
15歳でプロに転向し、タイで行われた「イアンターナショナル　アジア　パシフィク」の

クラス別で1位入賞する等、注目と期待を集めていたそうですが、好不調の波が激しいらしく
安定した成績を残せずにいたようです。2005年から本格参戦したアジアンツアーで何度も優勝

争いを演じ、2006年には　その勢いは加速し、通算5度のトップテン入り、シーズンランキング
21位につけるほど頭角を現し、今年に入って、まだ僅か四ヶ月で20万ドルの賞金を稼ぐほどに

グイグイと実力を伸ばしているようです。そして　とうとう今年23歳で、欧州ツアーの大舞台で
嬉しいツアー初優勝を飾った次第です。

2位に5打差をつけてスタートしたニラートは、この日も2バーディ、1ボギーでスコアを1つ
伸ばす堅実なプレーを展開し、前日からの貯金を活かして、後続に3打差をつける圧勝劇だった

ようです。 通算19アンダーの単独2位には、スコアを4つ伸ばしたラファエル・チェンキー
（アルゼンチン）が入り、通算17アンダーの単独3位には、日本でもお馴染みになりつつある

プラヤド・マークセン（タイ）が食い込んだとの事です。日本人では手嶋多一が、ツアー初制覇
へ向けて2位タイからスタートしましたが、この日3バーディ、2ボギー、1ダブルボギーで

スコアを1つ落とし、最終的に通算15アンダーの6位タイでフィニッシュしたようが、後半に
失速はしたものの、欧州ツアー自己最高位で終える健闘を見せたとの事です。

初優勝したチャプチャイ・ニラートは、TCLクラシックの結果を受けて、ヨーロッパツアーの
出場権も得て、これからも大注目の選手になりそうで、期待されますね。

タイ出身で日本でも活躍しているP・マークセン（40歳）、S・スリロット（37歳）、2004年に
タイ人として初めて日本ツアーで優勝した（ANAオープン）C・プラポール（32歳）・・・・と

頑張っているタイ人プロゴルファー達がおりますが、この23歳のチャプチャイ・ニラートも
近い将来必ず日本で活躍する選手になるでし、若いですから自国の先輩達を追い抜いてしまうでしょう。

是非　ゴル達の皆さんもチャプチャイ・ニラートを覚えておいて下さいまし。


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