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タイはイベントでも社会問題を考えさせられる ・・・

2017年02月15日 | タイの名所、名物、料理
 
 昨日はバレンタインデーで、朝から街の花屋さんが賑やかでしたねぇ~ 

と同時に驚くのが、この日は「愛の日」という認識のもと、今年もバンコク都庁は都内の10代を
対象に600万個のコンドームを無償配布したそうです。600万個って凄い数ですヨ。タイの人口の
約1割ですからネ。さらに都内の公立校438校で、無料のHIVテストも受け付けさせたといいます。

 

昨日のタイ商業会議所大学の「バレンタインデー」に関するアンケート調査の中に、婚前交渉に
対する感想は「普通のこと」と答えた若者が30%を越えていました。少し前はお堅いタイでしたが、
良いのか悪いのか、性意識に関して今や、タイも随分と欧米や日本と同じ感覚になっています。 

タイの女性の間で「タイの男性は、初めてデートをしたその日にセックスをしたがる」という多数の声がある
くらいですからネ。タイのバレンタインデーは、エイズと性病、そして10代の望まない妊娠という二つの
大きな社会問題になっていることを考えると、いろいろな意味で非常に危ない日でもあるんですネ。

バンコク都庁の600万個のコンドーム配布は、エイズと性病を正しく知るキャンペーンを重きに
していますから「愛してもいいけど安全を心がけて」というキャッチフレーズで行なっていました。

 

都庁の調査でも、タイの若者にとってバレンタインデーを重要視して、多くの恋人や
カップルが結ばれようと決めていることが分っているんです、って。 都庁はエイズや
性病の正しい知識を知ってほしい、そんなキャンペーンでコンドームを配るんだそうです。

バンコク都庁の調べでは、タイ国内で新たに感染が確認されたHIV患者77,000人の内、
避妊の知識がないままに感染したケースが約22,000もあったそうですから ・・・ 

 

そして、もう一つの大きな問題は、性交渉を行なうことによって、10代の女性が成人になる前に
誤って妊娠するリスクです。 タイも日本と同じように学校で性教育はほとんどしませんから。

都庁の調べでは、ここ数年15~19歳女性の4~5%が、望まない妊娠をしているそうです。

コンドームの受け取りを希望する者は、68箇所の公衆サービス・センターや最寄りの病院で
渡すとなっていましたが、10代のカップルが 実際に取りに行きますかねぇ~ ちょっと疑問です。

 

日本人の私が偉そうに言える話ではありませんが、バレンタイン・デーの時だけ騒ぐのではなく、
またコンドーム配布に多額の予算を投じるのでもなく、もっと地道な教育や知識の普及に力を
入れるべきなんでしょうネ。 コンドーム600万個って、日本円で10億円くらいになりますヨ。

 日本のバレンタインデーはチョコレートを配るだけですが、タイのバレンタインデーは
社会問題も考えさせてくれるから日本より良いのかも知れませんけどネ ・・・   


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