10月13日は タイの人は勿論、タイに拘わる外国人にとっても忘れられない日になるでしょう。
ラマ9世・プミポン国王は昨日の15時52分、シリラート病院にて安らかに ご崩御されました。
私も昨夜は、なかなか眠れず今朝も早くから起きてしまいました。 私が初めて来タイした時、初めて駐在
した時からラマ9世王として、国民のために働いておられました。 王位在位期間は70年ですヨ、70年!
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死因はまだ、明らかにされていませんが、兄のアナンタ・マヒドン前国王の突然の死によって、1946年に
18歳で即位され、今年6月に、現役君主としては世界最長の在位70年をお迎えになりました。 君主として
特に、地方農民の生活改善運動などに取り組み、タイ国を東南アジアでも有数の近代国家へと導かれた、
歴史に残られるであろう偉大な国王です。 享年89歳でした ・・・
プラユット首相は、「長男のワチラロンコン皇太子 (64) が、後継国王に即位する」 と明らかにし、
「全ての公務員 及び 国営企業従業員、政府機関職員は、10月14日より服喪期間を1年とする。 また、
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全ての公的な場所、国営企業、政府関係機関 及び 教育機関は、10月14日より30日間 半旗を掲揚する。
そして一般国民は、適切な行動を考えて行動すること。」 とテレビで国民に呼びかけました。
もしタクシン派か反タクシン派が政権を握っていたら大変なことになっていたかも知れません。
仏様が、神様が、軍事政権に導ていたのでしょうか。 不謹慎になりますね、この話はまた ・・・
そうですねぇ~ 2007年に脳血管障害で入院された頃から、お体が弱くなられたような気がします。 特に
今年は6月に心臓の手術を受けるなど、体調の悪い状態が続いていましたので、全国民の心配の種でしたネ。
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12日夜でした。 タイ王室はプミポン国王の血圧が低下して、肝機能も正常ではないことを明らかに ・・・
「人工呼吸器を装着し人工透析も受けているが、容体は安定していない」 というニュースが流れ、
急に病院周辺、そして マスコミも慌ただしくなりました。
今まではご家族やプラユット首相らのお見舞いは、余り公けになりませんでしたが、12日夕方には、
国王の長男であるワチラロンコン皇太子、次女のシリントーン王女、長女のウボンラット王女、三女の
チュラボーン王女ら王族がシリラート病院にお見舞いに駆けつけ、プラユット首相も地方での
公務を取りやめ、急きょバンコクに戻ったことなどから、ただごとではないと誰もが思っていました。
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プミポン国王の容態が不安定という第一報があった今週日曜日から、シリラート病院には、国王のご快復を
願う多くのタイ人が、国王の誕生日の色である黄色、そして国王の健康を祈る色であるピンク色の服を
着用して集まり、祈りを捧げていました。 王室庁は、エメラルド寺院のある王宮内の施設に記帳所を
設置。 プラユット内閣はもとより、一般国民が国王陛下の病気平癒を願って記帳に訪れていました。
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また、バンコクのルンピニ公園でも、国王陛下のご回復を祈願する大規模集会が催され、ピンク色の服を
着た市民が大勢参加し、回復を祈りました。 が、その甲斐なく お亡くなりになりました。 とても残念です!
衷心から哀悼の意を表したいと思います ・・・
P.S. 今後の行事や日程など変化が生じると思いますが、追って報告していきます。
しかし、意外だったのは、タイ国民の反応が、マスコミが伝えるような「泣き崩れる」とかいうことはほとんど見られず、いつもと変わらないことでした。
問題は後継者でしょうか?
ブラユット首相からはワチラロンコン皇太子が指名されましたが、タイ国民は首を捻っています。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/10/post-6040.php
周囲だけを見て判断するなよ。 このような出来事があると、
猫の首を取ったようにくだらない情報を流す馬鹿者がいる。 非常に残念だ!