タイ国は、今日 11月19日はロイカトーン(灯篭流し)というお祭りの日です。
毎年 陰暦12月の満月に行なわれ、今年は今月19日で、水の女神に収穫の恵みを感謝します。
ロイカトーンは「クラトン」と呼ばれる灯篭を川や池などに「流す(ローイ)」という意味です。
それが外国人にはロイカトーンという表現に聞こえ、我々もロイカトーンと言っていますネ。
水の神に豊穣の感謝を捧げるタイの伝統行事であるロイカトーン。全土各地の川や湖、小さな
公園の池でも、多くの美しい灯篭が流されます。バンコク市内でも然り、BTS プロンポン駅前の
ベンチャシリ公園のように、川の流れの行き場がない池でも多くの灯篭が放されます。
暗い夜に、蝋燭の火が灯った灯篭が流れている光景は、とても幻想的で美しいものです。
ロイカトーン祭りは、古くから人々に受け継がれてきた伝統ある行事です。コロナ禍でも今年は
行なわれますが、アサウィン都知事は「市民が良い伝統を継続するために、自宅近くに灯篭を
浮かべることができるよう」都内30カ所にあるバンコク公共公園での開催を容認しました。
<アサウィン都知事>
ですが、都知事から「今年は一家族に付き1クラトン(灯篭)」を推奨しているようですヨ。
コロナ禍で密にならないように、といこともありますが、タイの伝統を継承し続ける為にも、
環境を保護するという配慮もあるようです。毎年、同祭りで発生する多量の灯篭による
ゴミ問題が指摘されています。この美しい多くの灯篭も、夜明けとともにゴミになって、
毎年 これらを片付ける公園職員も大変です。 相当なゴミになりますからねぇ~
アサウィン都知事は また、“クラトンは、環境にやさしい自然分解しやすい天然
素材を使用してほしい。クラトンに花火や風車に火をつけたり、提灯・灯籠など
空中に放出したりしないよう協力をお願いする” とも訴えています。今日 都内では、
交通整理と治安の為「三千人の警官が配備される予定だ」と報じられていましたネ。
言い伝えによると、ロイカトーンは「水に流す」という行為から、収穫への感謝と
合わせ、自分たちがこの一年間で犯した罪を懺悔し、その懺悔を通じて心を浄める
という意味合いもあると聞きます。いかにも仏教国らしい受け止め方ですよネ。
灯篭を流すだけで罪が消えるわけではありませんが、その気持ちは理解できます。
私も今日は、一年を振り返り、自分の過ちを反省する日にしたいと思います!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます