タイ政府が再開国に着々と進めている様子と、その準備に追われる人が目立つ日々です。
しかし、バーやパブ、カラオケ店などのナイトライフ産業に関し、「解放を予定をしていた12月
1日から1月15日に延期する」と、プラユット首相が述べ、その関係者らをガッカリさせています。
その理由は、夜間での公衆衛生の安全対策が、“12月1日に安全に再開するのに準備ができて
いない” といいます。既に入国している人や年末年始に計画している観光客も 落胆している
人たちが多いでしょうネ。一番 心待ちにしているのは、そこで生計を立てていた女性たちかな?
そんな中、タイならではの「出来事」が報じられました。なんと16日、ポルノビデオと大人の
おもちゃの合法化を求めるグループが、チュアン・リークパイ下院議長に理解を求める嘆願書を
提出したのです。居留守を使った同議長に代わって、下院議長室職員が代理で受理しています。
異例の嘆願書だけでも話題になりますが、グループの一人がOnly FansというSNSサイトに、
ボーイフレンドとのセックス映像を投稿し、利益を得たとして、今年9月に逮捕された
スタンヤーさん(別名カイナオ)も居たことから大きなニュースになったのでしょう。
彼女は そのポルノ映像に投稿し、三ヵ月で100万バーツ近く稼いだと噂されています。
タイ国では刑法第287条で「猥褻物(映像も含む)の商的取引」を禁じており、違反者には、
三年以下の懲役か、6,000バーツ以下の罰金、ないし双方、と定められています。 彼女は
既に その罰金は支払ったようですが、今回のグループに加わっていました。もちろん、
大人のおもちゃも猥褻物に含まれており、販売者は処罰の対象となります。
スタンヤーさんは、“貧しい人たちや職に就けない女性たちが、生きていく為にも、ポルノを
解禁すべきだ。ましてやコロナ禍で、どれだけの人が苦しんでいるか、” と訴えています。
<スタンヤーさん>
「タイでは認められているソープランドやスパなどは肉体的接触を伴い、女性にとって
リスクが伴うが、恋人とのポルノ映像の提供なら、その危険は無い」と主張しています。
述べていることは、ごもっとも で、世論は賛否両論のようです。でも国会で法律を変えてもらおうと、
嘆願書を提出する行動力には感心します。長い間の閉鎖で路頭に迷っている女性が、どれほど居るか、
タイ国もコロナ禍で貧富の格差が、ますます拡大しています。 政府の対策が急がれます ・・・
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