タイ古式マッサージが 文化遺産として登録されました！

　
　いやぁ～ 意外でしたねぇ～　ユネスコ（国連教育科学文化機関）が、政府間
委員会で、タイの古式マッサージを無形文化遺産に登録することを決めました。

一昨日、当ブログで書いたようにタイのマッサージは、イメージが良くないこともあって、登録は
難しいと思っていましたけどねぇ～　これを機会に悪いイメージを国をあげて払拭してほしいですネ。

　

無形文化遺産には、2013年に日本人の伝統的な食文化として「和食」が登録されように、各国の
芸能や祭礼、伝統工芸技術などが対象です。　タイ古式マッサージは「芸術と科学、文化を兼ね

備えた伝統医療」と評価されたようです。なんでもタイ古式マッサージは、昔日からタイの
農民社会にて、全ての村に 村人が頼るマッサージ師がいたことも評価に繋がったといいます。

　
　＜認証ステッカー＞

芸術と科学というより「文化を兼ね備えた伝統医療」が評価されたんでしょうから、タイ
保健省が発行するマッサージ店の「認証ステッカー（営業許可証）」がある約 7,800店は、
無形文化遺産に登録されたというプライドと誇りを持って、外国人に接してほしいですよネ。

よくタイは外国人に、“癒しのタイ” なんて言われますが、これはタイ式マッサージによる
ところも多分にあるんでしょうからネ。日本人の中高年ゴルファーにも欠かせない存在と
なっています。日本からのゴルファーもマッサージをセットとして考えている人多いです。

　

バンコク都を散策すると、足裏にツボの位置を示した看板を よく見かけます。　それくらいに
マッサージ店が乱立しています。真のマッサージを受けるには、お店が保健省認可の免許を持ち
且つ マッサージ師が同省認定の履修課程で運営する学校の修了証を持っていなければいけません。

乱立の要因は、以前から無免許で店を出せましたし、修了証が無くマッサージを施しても
罰則や取締りが無いので、風俗系の店と類似店となっていました。それがようやく04年から

　

保健省が公認免許（営業許可証の認証ステッカー）を出してからは改善されました。
が、既存のお店に対してうるさく取り締まりませんから、今だに乱立傾向にあります。

タイ古式マッサージは「インドのヨガと中国の指圧の影響を受けた療法で、約 2,500年以上前の
釈迦の時代に、インドで創始された医術が仏教と共にタイに伝来した」歴史も伝統もあります。

　

さらにヨガと指圧にプラスして、生命力が流れる筋（セン）に圧力を加えたストレッチの
要素もあるタイ独自のマッサージ方式を取り入れたのがタイ古式マッサージと言われています。

そんなタイ古式マッサージが、無形文化遺産に登録されたんですから、タイ保健省は、
このことをお店とマッサージ技師に周知徹底してほしいナ。　嬉しいニュースでした。　　


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