どこの国でも縁起の良い数字、悪い数字というのがあるけど、日タイでは対照的で面白いですネ。
日本で縁起の良い数字といえば 「ラッキー7」 の7や、末広がりの8、また 縁起が良くないと、
嫌う数字は 「死の4」 や 「苦しむの9」 があります。 では、タイの縁起の良い数字と言えば、
周知のとおり、それは 「9」 なんですネ。 「9のカーオ」 の発音と 「進歩する、のカーオ」 の
発音が同じということで、タイの社会では縁起の良い数字として浸透してます。 一つの文化ですネ。
以前ワタシは、現在のプミポン国王が 「ラマ9世」 ですので9が縁起の良い数字だと、ばかり思って
いましたが違いました。 タイでは様々なイベント等で、見事なまでに9という数字に拘りますヨ。
では縁起の悪い数字というのは、0のスーンと消失を意味する 「スーン・ハーイ」 のスーン、6の
ホックとつまづきの 「ホック・ロム」 のホックの発音が同じで、0と6が嫌われていると、何かの
本で読んだことがあります。 が、現実的には余り悪い数字というのは聞かないような気がしますネ。
しかし縁起の良い数字9というのは、9時9分スタートといった感じで結婚式、オープニング、会議、
等々に使われ、中途半端な時間に、事情を知らない外国人は不思議がったり、してしまいます。
特に車のナンバープレート等では、各県の陸運局が競売にかけるほどで、いつでしたかプーケット県
陸運局のオークションにて、約300枚のナンバープレートで、1,500万バーツ (約4,800万円) を
売り上げ、落札額が最高だったのは 「9」 が4つ並んだ 「9999」 で、74万バーツ (約237万円)、
二番目が 「8888」 の51万バーツ (約163万円) だったそうで、車が一台買えちゃえますよネ(笑)。
最も好まれるナンバープレートは、上述のように四桁並ぶ番号で、次いで333、22、1といった
三桁、二桁の同じ番号と一桁だけの番号だと聞いたことがあります。 この一つ下のランクに、
1234といった連番、6000、300といった切りのいい番号が好まれるようです。
バンコク市のような大都会では、四桁並ぶ8888、9999が数百万バーツで落札されるとか。
ナンバープレートは街中を走り、誰にでも知られる顔の一部でしょ。 “私はお金持ちよ”って、
宣伝しているようなもんです。 見栄でつけるのかワタシなんか、嫌ですけどねぇ~
また、こんなことも ・・・ 9日は特別な 「吉日」 とされ、出産日を逆算して妊娠し、9日の自然
出産にこぎつける夫婦もいたり、それが難しいので、帝王切開で9日を出産日にするため 病院の
産婦人科には、この日に帝王切開での出産を希望する妊婦で混み合うとか ・・・ それで タイ人
女性は帝王切開が多いのかなぁ~ まさかねぇ~ これからは 「9」 にこだわりますかネ。
費用は自然→無痛→帝王切開の順に高くなるという。
タイ人は痛いことを嫌がる傾向が強いからというのもあるみたいだけど、仏教への信仰心から子どもが誕生する日にこだわるという理由もある。
なかには『出産で膣が広がるのが嫌だから』って言う人もいる。
時間が決められるから病院側も助かるし、患者も先生もお互い『楽だからいいじゃん』って感じかな?
出産後に開いた膣を締める「女性器若返り手術」なるものも病院で受けることができるらしい。
これは希望者の動機のほとんどが、「旦那の浮気防止」なんだとか。
日本と違ってタイはあっけらかんとしてるからね。
女性器の形成手術をして『若返った気分』って周りに自慢してる。
微笑みの国・タイの懐は深い。
http://blog.goo.ne.jp/nagaichi_1950/e/890212f2de48499701609f459ad31e0a
これからも宜しくお願いします。