熊本県出身のプロゴルファー、頑張ってほしいなぁ～

　
　14日の木曜日、21時26分頃に発生した最大震度７の熊本地震、新たに６人の被害死亡者が出た
模様です。　同県で開催予定の 「KKT杯 バンテリン レディス」 は 中止になりました。　当然でしょうネ。　

男子ツアーの 「東建ホームメイトカップ」 が開催されている東建多度カントリークラブ・名古屋は、
三重県 桑名市ですから、何事もなく２日目が行われましたが、同大会には永野竜太郎・重永亜斗夢・
秋吉翔太・木下康平プロら４人の熊本県出身の選手が出場しています。　気が気じゃないでしょうネ。

　　
＜初日首位に並んだ永野・重永プロの二人でしたが …＞

４人は地震が起きてから連絡を取り合い、お互いの家族が無事かどうかを確かめ合ったといいます。
大変な状況の中でも４人に対し、「いつもの通りにやってこい」 と、熊本・故郷の人たちからエールを
送ってくれていたそうですが、さすがに いつものような冷静さでプレーできないでしょう。

昨日の首位から出た永野・重永プロの２人は、そんなプレッシャーに負けず 「落ち込んでいる
場合じゃなかった。　地元が大変だからこそ、やるべきことがある」 と、踏ん張っていました。

　

重永プロの奥さんは２人の幼い女児を連れて熊本県菊陽町の自宅を飛び出し、前夜は明け方近くまで、
車の中で眠れぬ夜を過ごしたそうです。　車の中でも震えていた下の子は、まだ11ヶ月だと聞きますから、

重永プロも夜通し心配し気を揉んで、最愛の家族を想って試合どころではなかったでしょう。　こんな中で、
２日目を よくも３アンダーの６位にしがみついたと思います。そして４日間出来るとホッとしているそうです。

秋吉翔太プロ 25歳 と木下康平プロ 21歳 も、苦悩を抱えながらも気丈にプレーしたといいますが、
残念ながら二人は予選落ちしてしまいました。　仕方がないですよネ。

　
　＜秋吉翔太プロ＞

秋吉プロの父・卓さんは、熊本市消防局に勤務しており 父の影響でゴルフを始めたそうで、震災の直後に
居ても立ってもいられなくて、お父さんに一報したら消防局へ向かう途中だったようです。　「俺の心配は
いいから、頑張ってこい」 と逆に 励まされたとか。　全員無事とはいえ 試合どころではなかったでしょう。

木下プロの両親は、今大会の応援に三重県に来ていたそうですヨ。　難は逃れましたが、合志市内に住む
母方の祖母の野田英子さんとは明け方まで連絡が取れなかったといいます。　テレビで地震の映像を見て

　
　＜木下康平プロ＞

知ったらしいです。　合志市は震源地の益城町に近いそうで、「試合どころではないので帰ろうか」 と
悩んだらしいですからネ。　ただ、まだ 直接連絡が取れていない家族もいるので焦燥感は消えていないとか。

そんな情況下で強い風も吹く中での難条件に、強い気持ちで立ち向かって踏ん張ったのが永野プロでした。
実家は震度７ を観測した震源地の益城町にありますが、牧場を経営する実家に住む祖父たちも、市内に
住まいを移して、お母さんもみんな無事と分かってホッとしての二日目だったようです。　

　
　＜よう踏ん張りました永野プロ＞

地震発生時から 親戚や知っている友人に連絡を取っているそうですが、思いのほか元気に答えてくれ、
やはり、逆に励まされるようです。　これは、みんなには、嬉しいニュースを届けたくなりますよねぇ～

二日目は４バーディー・５ボギーの72で通算５アンダー、首位から２打差の２位に後退しましたが、ツアー
初Ｖへ望みを繋いでいます。　2008年にプロ転向後、２度の２位が最高位でした。　こんな時に悲願の
ツアー初Ｖを飾り、故郷に元気を届けられたら素晴らしいんですが、決勝ラウンド頑張ってほしいですねぇ～　　



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