BRTについて、言葉足らずでしたネ。「日本に住む方から中国製のバスは、エンジン音が大きい上、
座席の座り心地も悪い、と言うけどバンコク市内を走っている普通のバスより、ずぅ~と乗り心地が
良いのでは」と、確かに。私は日中のバスとの比較の話でした。 昨日からの続きです。
さて 走るルートによりますが、近くに自宅や職場がある人以外はBTSを利用した方が
移動は早く、かつ距離も短くて時間も計算できます。タイ人の知人が嘆いていました。
曰く「国や都政は旗を上げるのは得意だけど、その指導や事前準備をまったくやらないで
ことを進める。結局 後になって没にしてしまう」とぼやいていましたが、同感ですネ。
今回の都庁の判断は、専用レーンへの一般車の流入とチャオプラヤー川以西には専用
レーンが無いことで渋滞を起こし、料金が安くとも、当初の予想どおり利用者は増えず、
サービス開始から経営難が続いていました。 渋滞に巻き込まれるのも要因でした。
乗客数も見込めないことから早くに一律5バーツへと運賃の値下げを実施したり、運営を高架鉄道のBTS社に
委託し、プリペイドカードなどBTSと共通のサービスなど実施もしました。が、乗客獲得への吸引力には
ならず、残念ながらBRT廃止は免れませんでした。 良い交通機関だと思っていましたが残念です。
昨年の9月頃かな、渋滞都市となっているバンコク首都圏の渋滞緩和策として、ラッシュアワー時のみ一部
地域に通行税をかけるよう渋滞対策委員会が訴えていました。委員会は、バンコク首都圏の登録車両数に
対して道路面積が、諸外国の都市に比べて圧倒的に少ないことが渋滞の原因になっているとしています。
よって、ラッシュアワーの時間に限り、一部地域に通行税をかけるなどの対策が必要としています。
これらの対策案については、昨年中にも本会議へ提出する方針としていました。良策と思いますネ。
ですが、その後 どうなったのか? 立ち消えになってしまったのか? … 渋滞による経済への影響は
計り知れないことは実証されているんですから、一刻も早く解決しなければならないと思いますが …
渋滞悪化の要因は、運転マナーの悪さ、運転免許の取得方法、交通警察官の賄賂、道路の構造
事情と質、信号システムと色々言われてきました。20年前と比較するとマナーや免許取得など
かなりの改善は みているようですが、渋滞の中進国を目指すには、まだまだ課題は山積みです。
今では大きな交差点には録画および静止画像撮影ができる監視カメラが設置されており、信号
無視の車やオートバイは後日郵送で罰金支払いの請求がいくようになりました。これがある程度
認知され、信号無視をする車は少なくはなっていますが、まだまだ 危険な運転手も多いですネ。
二輪車など今だ、赤信号でも飛び出してくることもありますからネ。しかもバイクタクシーまでもが。
指導するだけでも変わってくると思いますがねぇ~ 全てにおいて もう少し時間が必要なのかも ・・・
2017年4月3日(月)
バンコク都庁は路線バスが専用レーンを走行するバス高速交通システム(BRT)の廃止を撤回した。
今年2月、赤字を理由に4月で廃止すると発表したが、利用者へのアンケート調査で存続を希望する意見が多かったことから、運賃を大幅に引き上げ存続させる方針に転換した。今後、バンコク高架電車BTSの運営会社でBRTの運営委託先であるバンコク・マストランジット・システム(BTSC)と契約更新に向けた交渉を急ぐ。
BRTは2010年5月に運行を開始した。BTSチョンノンシー駅からナラティワートラチャナカリン通り、ラマ3世通りを経て、チャオプラヤ川を渡り、ラチャプルック・ラチャダピセーク交差点(トンブリ区)に至る約16キロ、12駅。BTSCへの運営委託料が年約2億3000万バーツ、運賃収入が年約3000万バーツで、大幅な赤字となっている。
当ブログで書き直させて頂きます。