バンコクの名所の一つでもある路上の屋台や露店が、歩道から
姿を消しつつあり、少し寂しい気もしないではありません ・・・
また、こういった 「乱雑な雰囲気や屋台での食事が好きだ」 という観光客も多く、タイの
バンコクの魅力が失われると、嘆く外国人観光客もいますネ。 バンコクの風物詩の一つです。
かと 言って、タイ政府やバンコク都庁が訴える 「歩道は共有スペースで、自分の
利益だけを考えている屋台の出店は認められない。 歩道を通行できないのは危険で、
観光客に悪いイメージを与えている」 という意見も十分に頷けます。 確かに 歩道の屋台が
邪魔で通行できない場合もあるし、その狭い場所にお客が集まりますから さらに問題です。
以前から営業禁止エリアを指定し 撤去するよう要請していましたが、先月初めに その主なエリアである
サイアムスクエア、ラーチャプラソン、スクンビットソイ1~21などの屋台・露店が撤去させられています。
これに対し、サイアムスクエアでは露店主らが抗議デモを行なっていましたが、復活できていないようです。
最近まで、これらのエリアの屋台を利用していた人たちは、屋台が消え さぞかし不便に感じている と
思いきや、役所が集めた意見では492件のうち 今回のバンコク都庁の措置に賛成する者が430人に
達し、反対者は62人にとどまっています。 やはり 都民も屋台は邪魔になりつつあるようです。
時代は変わり、収入も増え 清潔感を求めたり コンビニの増大と利用も多くなりましたからネ。
国や都も追いやるだけでなく、都内のソイ・ハサディン通りというエリアに 約280店の収容が可能な
場所を用意し、屋台を移転させる計画です。 が、都庁の移転計画に反対する屋台商 数百人が集まり、
都庁が用意した移転先が商売に不適当だとして、移転計画の延期を要求したりしています。
そりぁ~ そうでしょうネ。 住まいとの距離や馴染みのお客など、全ての条件が変わってしまう
わけですからネ。 追いやられた一部の屋台は、歩道と建物の間のわずかな私有地スペースに
売り場を設置するなどして、再度 商売を続けていると聞きます。 屋台主の気持ちも解かります。
先月末に当ブログで書いた ラチャダーピセーク通りのホイクワンにあるナイトマーケットは、地元民だけ
でなく、外国人観光客も訪れる場所でしたが、ここの屋台も撤去され、人気のあったスポットが失われて
しまいました。 今では、かつての喧噪はなく、つまらないエリアになってしまいました。
軍政になって、これまで容認されていた様々な事案が、取り締りで着実に進んでおり、急速に
住みやすい国と街になってきている感はあります。 タイ国民からの支持率も高いんですが、
この屋台の撤去だけは、一部 飲食業者からは不評のようです。
まぁ~ タイの場合、いつのまにか元通りということもたびたびです。
数年後 以前と同じように歩道での屋台・露店が復活していたりしてネ ・・・
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