毎年のプミポン前国王の “新年の挨拶” では「国民の幸福・成功・繁栄と国家の平穏を願う」
と述べられていました。また 各国民が国益とタイらしさを重視するようという呼びかけも …
日本でいう年賀状には、タイ語と英語で「〇〇年、明けましておめでとうございます」と入り、
「幸福と発展を願う」と書かれて、枠には小さな笑顔のイラスト多数が散りばめられていました。
<プミポン前国王の年賀状、もう見られません(悲)>
中央にスーツ姿の国王が椅子に座り、足下に金色の服を着た愛犬クントンデーンが控える
というもので、いつも 愛犬と一緒の写真が続いていまして、前国王の愛情が感じられます。
そのクントンデーンもプミポン前国王も亡くなってしまいました。
タイは野良犬が多いことで有名ですが、国王の愛犬が野良犬だったことも起因しているのかな?
タイは犬だけでなく「猫は幸運をもたらす」と言われ、猫を大切にすることでも世界で有数の
愛猫国なんです。知っていました? 干支でもタイは、兎の代わりに猫が入っています。
世界の干支を 覗いて見て下さい。 猫が入っているでしょ。
しかし、中国人系タイ人は日本と同じだと言われており、諸説が色々あるようです。
日本の十二支・・・ 鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪
タイの十二支・・・ 鼠、牛、虎、猫、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、豚
国が変われば干支も変わりますが、もう一つタイは 猪の変わりに豚が入っています ・・・
猫と言えば、日本では白猫の “招き猫” が有名で、随所に売られています。これを 観光客向けの
お土産を作っている工場の社長が、インターネット上で日本の招き猫を見かけ、ピンと来るものが
あったのでしょう。タイの猫と言えば 日本ではシャム猫の名で知られる “ウィチアンマート猫” が
縁起をよくするとして知られている為、この猫を使った “招きシャム猫” を 作っているそうです。
作り出して8年になるとか。元々 猫は幸運をもたらす、とされていますから、招きシャム猫は
発売当初から人気が殺到し、特に ここ何年かは 予約待ちが続いているそうですヨ。
<シャム猫であるウィチアンマート猫・・・>
工場では、一体 一体を手作りで、色づ けしている為、現在 一日30体の招きシャム猫しか作れない
と、社長は嬉しい悲鳴をあげているようです。何が商売に当たるか、繋がるか分かりませんよねぇ~
ここ6年、市内の商店を中心に、招きシャム猫の置物を置く店舗が増えていると聞いていますが、
今では 市内に10万体を超える招きシャム猫が出回っており、招きシャム猫に気づくと、殆どの人が
頭をなでていくそうです。 こんな所にも、日本の慣習が入り込んでいました (苦笑)。
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