いよいよ今日開催される「ダイキン オーキッド レディース 琉球GC(3日~6日)」を
持って、2022年度の国内女子ゴルフツアーの幕開けです。ゴルフファンは待っていましたネ。
コロナ禍で変則となった「20-21年シーズン」は、黄金・ミレニアム・新世紀時代と、多くの
若手が大活躍しました。中でも稲見萌寧プロは 45戦中9勝を挙げ、約2億5千万円をゲットし
初の賞金女王に輝き、東京五輪でも銀メダルと大躍進でした。 今季はどうなるでしょう?
周知の通り 以前から、“年間を通じての総合的な活躍を評価するランキング” として、
「メルセデス ランク」という評価基準のランクがありました。昨年までのシーズンと、
今年の一番の違いは 何と言っても、翌年のシード権獲得が、賞金ランクでなく、
大会順位をポイント化した「メルセデス ランク」の結果で競われることです。
昨年までは、賞金ランキングで翌年のシード権やリランキング、特定試合の出場権などを
決めていましたが、今年からポイント制の「メルセデス ランキング」に一本化されます。
<昨年度は古江彩香プロがメルセデス ランク 1位でした>
賞金ランキングは、各大会の獲得賞金の合算であり、大会毎に賞金が異なっていました。
同じ四日間大会でも優勝賞金が6,000万円の大会があれば、2,000万円の大会もあります。
そうでしたよネ、賞金ランキングにすると「1勝」の格差がありましたものネ。
それがポイント制にすることで、1勝の価値が同じになります。
<海外メジャーで勝つとビックポイントが ・・・>
今年からのメルセデス ランキング制は、三日間大会の優勝は200ポイント、四日間大会の
優勝は300ポイント、国内公式戦の優勝は400ポイント、そして 海外メジャーの優勝は
800ポイントが付与されます。2位以下も同比率でポイントを付与され、そのポイント数が
一番多い選手が、『メルセデス女王?』との呼び名になるか分かりませんが、“年間女王” 的な
存在となります。 さらには4年の複数年シードも獲得することができます。
<西郷真央プロ>
今年からも優勝回数が多く、年間を通じて安定感のある選手が上位に来ることは同様でしょう。
ただ、四日間大会の優勝3回と5位10回が同じポイントになります。優勝回数がゼロでも
昨年度の西郷真央プロのように、優勝無しでもメルセデス ランクは5位に入っています。
これからの賞金女王は、“一年間で最も稼いだ人” という意味のタイトルになるんでしょう。
そうは言っても、プロゴルファーである以上「賞金女王」は、大きなタイトルです。トップ
クラスの選手は、誰でも目標にするでしょう。ですが、“真の実力選手” も分かりますネ。
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