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シニアでタイの鉄人・マークセン選手が強すぎる?

2017年09月17日 | タイのプロゴルファー
 
 相変わらずの鉄人であり、ダントツの強さですネ。そう、プラヤド・マークセン選手のことです。

日本国内シニアメジャー「日本シニアオープン」3日目を終わり、初日から首位を走るマークセン選手が、
通算20アンダーで、2位に8打差で大会連覇、年またぎでのメジャー3連勝に王手をかけています。

 
 <日本シニアオープン参戦のそうそうたるメンバーたち>

今年のシニアツアーは前年度から3試合増、2試合減で1つ増える計 18試合となり、賞金は
6,800万円増加で、総額は8億7,500万円。この総額はシニアツアー制度施行以降、歴代2番目
となる賞金額を示す数字となっており、入場者数も年々 増加しているといいます。

昨年のマークセン選手、メジャーで連勝して賞金王に輝いていますが、今季も2勝で賞金ランク
トップ(約3,689万円)を快走。2位の米山剛プロに約800万円の差をつけています。同大会は
優勝賞金1,600万円と高額です、優勝すれば2年連続シニア賞金王獲得は間違いないでしょう。

 
 <シニアで飛距離で勝てるのは川岸良兼プロかな>

シニアの選手たちにとって、こんな嫌な外国人プロはいませんネ。マークセン選手の280ヤードの
飛距離を見て、選手たちや各方面で 今後はシニアの年齢を55歳に上げるべきだと言わしめています。

また今大会の予選2日間で続けて「63」を出し、18アンダーで記録を塗り替えています。これまでの
記録は2005年の「アルデプロカップ清里シニアオープン」で三好隆プロがたたき出した通算17アンダー。
日本シニアオープンでは、1995年に青木功プロがマークした通算12アンダーでした。

振り返って見れば、今季はレギュラーツアーの「SMBCシンガポール オープン」でも優勝
しており、シニアでは別次元の強さです。50歳以上で日本のレギュラーツアーを制した5人も、
杉原輝雄・金井精一・青木功・尾崎将司・中嶋常幸プロとそうそうたるメンバーです。 

 
 <AON>

最後は06年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」を52歳で制した中嶋プロ (当時52歳13日)以来
となりました。 ある意味、マークセン選手も日本の大物選手の仲間入りをしたわけですネ。

それにしても、マークセン選手 51歳のタフさ加減には恐れ入ります。驚くのは9月10日現在、
レギュラーツアーでも既に3,373万円獲得し14位につけ、アジアンツアーでは243,578米国ドル

 
 <今年1月のレギュラーツアーでも優勝>

(約2,655万円)で6位です。来年も三足のわらじを履いて、年中どこかで戦っているという
光景は確実でしょう。凄いですよねぇ~ これでは誰もが “タイの鉄人” と呼ばざるを得ません。

「プロゴルファーだから出る試合は全部勝ちたい」と、51歳になっても その “勝つ” という
執念が衰えないプラヤド・マークセン選手。それは前妻を4年前にガンで亡くしており、前妻との

 
 <タイのジュニアに指導するマークセン選手>

間に二人の子がいる上、今の奥さんが昨年第2子を出産したばかり。いつでしたか、スポンサー
であるシンハの大会後に「ミルク代を稼がなければいけない」と嬉しそうに話していましたネ。

 現在のシニアの最多勝者は、通算18勝の室田淳(62)プロです。62歳の年齢まで あと11年あるので、
おそらくマークセン選手は、シニアで20勝以上してシニアのトップに立つことになるんでしょうネ。  



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