優勝したタイチームのメンバーの一人、23歳のパティ・タバタナキット選手は、21年
「ANA インスピレーション(現シェブロン選手権)」のメジャーで初勝利していますが、
彼女もジュニア時代 ジュタヌガーン姉妹を見て育って来た選手です。 昨日からの続き …
対抗戦で優勝が決まった瞬間、“尊敬するジュタヌガーン姉妹と同じチームで戦えて本当に夢の
よう、プレッシャーもあったけど自分のゴルフが100%できた” と号泣していました。昨年は、
スランプに陥り、現在の世界ランクは63位と下降気味なだけに、よほど嬉しかったのでしょう。
普段は同じ国の選手でもライバルですが、各選手が自国の国旗をウェアに背負って競うチーム戦
国別対抗戦って良いですよネ。 また 同じ国旗を背負っても五輪では個人競技ですが、この
「インターナショナル クラウン」は、四人が一つのチームとなって争いが繰り広げられます。
ギャラリーも応援する国の旗を振って、声援を送っている光景は 観客との一体感を感じます。
男子の「ライダーカップ」、女子の「ソルハイムカップ」は、共に米国 VS 欧州の戦いです。
男子では「ライダーカップ」の開催されない年に「プレジデンツカップ」が開かれますが、
これは米国と欧州以外の様々な国の選手が加わるインターナショナル的な戦いです。
そこへ女子は2014年から「ソルハイムカップ」に続く二つ目の女子団体戦として「インター
ナショナル クラウン」がスタートし16年・18年、そして今回が四回目の開催となっています。
同大会は男女ゴルフで初めて、国対国で世界一を競う試合です。選手も一体となって自国を
意識し、ファンもそれぞれの母国の選手を応援するという試合展開は、高揚もするでしょう。
会場では多くのタイ人が国旗を掲げて声援を送ったことを、タイ国で大きく報道されました。
欧米ゴルフ関係者の間で、“チーム戦ならではのチームワークが発揮された大会となった” と
高い評価を得たようで、再び「五輪でもチーム戦を」という声が再燃していると聞きます。
24年のパリ五輪では60人が個人戦で戦うことが決まっているようですが、番狂わせも十分に
あり得るので、チーム戦の方が五輪には相応しく、更に盛り上げるだろうと言う声もあるとか。
ゴルフで自国のためにプレーすることは、余りないでしょうし、国を代表してメダルを獲得
できたことは、大きな名誉になるでしょうし、チーム戦の方が盛り上がるように思います。
さて、この団体戦での勝利は、タイの女子ゴルフに もたらす意味は大きく、今季の米国 LPGA
ツアーに新たに加わるルーキーたち5人の活躍にも 大きな影響をもたらすでしょうネ。
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