23日に “トランス ジェンダー” の方の話し をしましたが、何人の人から もう少し詳しくと…
「トランス ジェンダー」 とは、性別越境者の方のことを言い、生まれ持った性別とは、別の性別で、
社会の中で生活している (生活しようとしている) 人のことですネ。
さて、ここに トランス ジェンダーで 日本で最初のトランス ジェンダーの社会文化史研究家である
三橋順子さん、という先生がいらっしゃって、昨年 来タイされ タイの大学で講演を行なっています。
三橋順子先生 自らもトランス ジェンダーでいらっしゃいます。
<講演で忙しい三橋先生です…>
日本では1999年代後半から2000年代前半にかけて、医学者からの 「性同一性障害」 (GID) の問題
提起と それを後押ししたマスコミ報道によって、GIDという医療概念が 一般社会に急速に浸透したとか…
このことによって、自己の性別に悩み、性別の移行を 希望する人々が、必要な医療サービスを受けられる
ようになって、喜ばしい形となりました。 が、逆に一方で 彼らを 医療によって 囲い込む動きが進行し
精神的な病気としての治療だけが目立ち、世間からから特殊な目で見られることもシバシバとか・・・
三橋先生は訴えます。 これは病気では無く、第三の性別であって持って生まれたもの。 疾患と捉えず、
性別の越境は個人の選択によるべきであると・・・ 性別違和を精神疾患と捉える性同一性障害概念や、
性同一性障害医療に対して批評を 続けながら、更なる研究と講演を 続けていらっしゃいます。
<タイのバブルンラード病院でも研究が…>
三橋順子さん(55歳) も告白します。 この現実を目の当りにしながら 「自分も どうして
こうなるのだろう」 と思っていても誰も答えを 教えてくれない 「それなら私が」 と、トランス
ジェンダーの研究者になったそうです。 「20代の初めに 自分が他の男性とは違うと気づきました。
普通の男性は、素敵な女性がいると仲良くなって関係を持ちたいと思います。 しかし ワタシは素敵だな
私もああなりたいと… これは当時の私にとっては不思議な感覚でした。 最終的に自分の中に女が
<完全な女性になった椿姫彩菜さん…>
いるのだと結論付けるまでには長年かかりました。 30歳で化粧を 始め、35歳で本格的な化粧技術を
身につけました。 この頃からだそうです 「それなら私が」 と、研究してゆくのは・・・
昨年1月に来タイして、チュラロンコン大学文学部で、国際日本文化研究センター共同研究員・早稲田
大学ジェンダー研究所客員・多摩大学非常勤講師として 「日本におけるトランス ジェンダー文化の
現状」 と 題する講義を行ない、若い男性の化粧と女装が小さなブームになっていること等 日本の
現状を 紹介していました・・・
日タイで、このような活動をしている人達のことも、我々は知るべきでしょうネ。
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