日タイの自殺者数と共通点は？

　先週の９月10日は、「世界自殺予防デー」　（世界自殺防止の日）　でしたネ。
タイ保健省から 2010年のタイ国内の自殺者数が 3,761人と報告されていました・・・

自殺率は 人口10万人当たり5.9人だそうです。　この数字と日本を 比較してみると、如何に日本は
自殺者数が多いか、今更に 驚くばかりです。　2010年における日本の自殺率は24.9人で総自殺者数は
3,1690人ですって！　タイの自殺率の約４倍、自殺者数で約10倍ですヨ！　最悪ですネ・・・

　

なんでも 13年連続で三万人を 突破しており、自殺未遂者は 自殺者の10倍以上いると推計されている…
また　自殺者の遺族は 日本に300万人ほどいると 推定されている　・・・ もう 驚くより怖いですネ。

昔は 交通事故者数が一万人を 超えることから 「交通戦争」 なんて言われましたが、昨年の自殺者
数は 交通事故者数4,863人の6.51倍に上り、また 一年間の死者の2.8%が自殺により 死亡しており、
癌や心疾患などに次いで６番目に多い死因だそうで、日本のその深刻さが伺えます・・・　

　

2010年は、諸外国と比べても極めて自殺率が高く、世界で４位、アメリカ合衆国の自殺率の二倍だ、
と言いますから、日本の最も大きな社会問題です！　何か 解決に向かう施策は無いのでしょうか？

深刻なのは、年代別で働き盛りの40代の増加幅が最大で、前年より291人増えていると …　多い順に、
50代が6,491人、60代が5,958人、40代が5,261人、30代が4,794人、70代が3,671人、20代が3,470人
…と続き、男性が７割以上で 動機は 「うつ病」 が最も多く、生活苦や失業による要因が目立つようです。

　

　タイは と言うと、年齢別で 30代で885人、20代で770人、40代が756人、50代で508人、60代で298人と
続きます。　若い20代・30代で、総自殺者数３千人の約半数以上で、男性が多く これも大変なことです！　

タイ人が自殺する要因は、貧困や失業による自殺と考えられがちで、実は家族間のトラブルや男女間の
もつれによる心中も多く、後先を考えない発作的要素が強い自殺も多いようです。　ましてや、タイでは
銃を 簡単に入手できますから、衝動的な自殺も多いのでしょうネ。　よく三面記事を 賑わしていますもの。

　

若い人の自殺要因も ここいらにありそうです。　不況だった1999年、2000年に５千人を 超えていましたが
2007年以降は年間3,700人台で推移していますからネ・・・　

処で 皆さん、自殺者が多い場所に 「共通点」 があるのを ご存知ですか？　世界では北欧やロシア、
日本では秋田や青森、タイでは北部のラムプンやチェンライで、実は 「日照時間の少なさ」 なんですねぇ～

日照時間が少ないと、人間の生理的な働きを 狂わせ、精神的にも支障を きたし 「冬期性うつ病」 に
なることがあると言います。　　うつ病　→　自殺　ということになるのでしょうか？　

　この説に一理あるならば、今年の節電・節電の日本と東北地方、自殺者の数が心配です！　




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