日本政府観光局(JNTO)発表では、タイ人が昨年12月に日本を訪れた数は8万3,000人で、
前年同月は173人でしたので、大幅に増加し、国別では5番目の訪日者数でした。ちなみに、
コロナウイルス感染症の影響を受けていない19年同月は 16万4,936人(49.7%減)でした。
2022年12月の訪日外客数 国・地域別トップ テン
1.韓国 456,100人 6.シンガポール 67,000人
2.台湾 170,200人 7.オーストラリア 41,800人
3.香港 141,300人 8.フィリピン 40,000人
4.米国 109,500人 9.マレーシア 36,200人
5.タイ 83,000人 10.インドネシア 34,400人
12月の訪日外国人旅行者数は合計137万人で、前月比約1.5倍になりました。日本の水際
対策の緩和や年末年始の休暇が、来日客数を押し上げたのは言うまでもありません。
タイ人の年間訪日数では、21年の2,758人から22年は19万8,100人と大幅に伸びました。
今後、バンコク~福岡間の航空路線の増便、バンコク~新千歳間の複便などもあり、日本への
直行便数は、前年同月に比べ回復傾向にありますので、これからは益々 増えて来るでしょう。
今年は、19年の約130万人まで行かなくとも、何事も無ければ100万人くらいには行くのかも …
逆に 日本人が昨年12月にタイ国を訪れた数は、タイ観光・スポーツ省(MOTS)の発表では、
12月1日~31日にビザ無し入国など観光目的でタイを訪れた日本人は、53,564人の15番目。
コロナ禍の2020年4月以降としては初めて月間5万人を突破しています。22年の年間では
290,146人(外国人合計は 11,153,026人で13番目)でした。コロナ前の2019年は約180万人が
タイを訪れていました。今年の23年はタイ国内でも何事も無ければ100万人は超すかな?
MOTSはじめ観光庁などの関係者は、日本にも期待しているようですが、どうなるかな。
そんな中、JNTOとタイ国政府観光庁(TAT)は18 日、日タイ間の相互往来の発展に向けた
連携を強化する為、趣意書(LOI)を締結しています。両国の新たな旅行の魅力や訪問すべく
地域を相互に情報発信し、地方への誘客促進と強化などの課題に、連携して取組むそうです。
<左から駐日タイ大使館 シントン大使、政府観光庁総裁 ユッタサック氏、
日本政府観光局理事長 清野智氏、観光庁国際観光部長 星野光明氏>
清野理事長は、“趣意書の調印を通じて、日タイ間の相互往来の更なる強化に向け、双方の
情報発信と、今後の連携強化を期待している” と述べ、またユッタサック総裁は、“初めて
国家レベルでの協力関係を約束する事ができたことは大変喜ばしい。より包括的かつ具体的な
相互交流の実現に向け、大きな前進だ” と述べ、両国の友好関係を強調していました。
2023年の観光事業が、タイ国・日本にとって、より良くなることを期待したいですねぇ~
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