22日に終了した米国女子ツアーの「ヒルトン グランド バケーションズ」では、
畑岡奈紗プロは惜しかったですねぇ~ 最終日、3打差2位タイから逆転優勝に
挑みましたが、カナダのブルック・ヘンダーソン選手に逃げ切られてしまいました。
初日は首位に4打差9位タイ、二日目には6打差ながら2位に浮上し、三日目には4連続
バーディを含む6アンダーでプレーし、3打差の好位置で最終日を迎えたんですが、結果
通算9アンダーとし、二つスコアを伸ばしたヘンダーソン選手に7打差 5位に終わりました。
今年から大会スポンサーの「ヒルトングランド」のアンバサダーに就任している
畑岡プロです、絶対に優勝したかったでしょうし、さぞかし悔しかったでしょう。
でも ツアーは始まったばかりで、今季のLPGAツアーは33試合(賞金総額1億140万ドル =
約148億2千万円)あり、145名前後の世界の女子と競い合います。今季で7年目の彼女は、
その初戦で良い経験をしたはずです。この調子で 今年は是非、ツアー通算7勝目はもちろん、
メジャータイトルを獲得することに向かって頑張ってほしいですネ。見守りましょう ・・・
同大会にはタイ人プロは4人出場しましたが、5アンダーの11位タイで終わったモリヤ・
ジュタヌガーン選手(28)がタイ勢では最高位でした。彼女も頑張っている選手の一人。
妹のアリヤ選手は獲っていない「ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)」を2013年に
モリヤ選手が獲得して10年が経ちました。本人は米国で長くできるとは思っていなかった
そうですが、いつの間にか「米国10年選手」になっていたというのが実感のようです。
1歳年下のアリヤ選手は、米国ツアー通算12勝しており、16年と18年には最優秀選手賞も
受賞していますが、モリヤ選手は通算2勝と勝利数には大きな差が … … 妹は 世界でも
一、二位を争う飛距離を持って戦績を残して来ましたが、モリヤ選手は正確なショットと
パットで米国ツアーを乗り切って来ました。でも 初優勝まで5年の歳月を要しました。
これまで生き残って来たのは、試合がない週でも一日中、練習場にいることがあるくらい
コツコツと練習する努力家だからでしょう。アリヤ選手も、“私だったら勝つことを諦めて
いたかも知れないけど、お姉ちゃんは自分自身を信じ、努力し続けて、凄いなぁ~“ と
努力するモリヤ選手を尊敬していると聞きます。家族と周囲もそう思っているようです。
世界の名だたるトッププロが集結している米国で10年戦い続けることは大変なことです。
今季のシード権内80人のうち20選手前後しかいません。日本でも岡本綾子さん(11年)と
宮里藍さん(12年)しかいませんからネ。155センチの身長で、長年 第一線で活躍し続けて
いられるのは、誰にも負けない地道な練習と努力の賜物です。タイ人女子プロの鏡ですネ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます