今年は女性喫煙が重視？

　　
　そう、そう、昨日は　“世界禁煙デー”　でしたネ。　

タイ国は世界でも有数の　「禁煙先進国」　ですが、禁煙デーに合わせたのか、またまた　6月18日から
喫煙規制が強化されるとか。　完全禁煙となるのは、保健・健康増進施設・教育施設・宗教施設、乗り物・

　　
＜益々　吸えなくなる＞

駅・港湾・空港、共用施設の運動施設・娯楽施設・商店・オフィス・・・等々、　飲食店もNGですから、
もう吸う場所がありません！ （悲）　日本から来る友人達の困った顔が目に浮かびます。

　89年5月の世界保健機関 (WHO)総会で、毎年5月31日を　「世界禁煙デー」　とすることが決議され
それ以来　毎年テーマを決めて活動しているようですが、10年のテーマは　「女性へのタバコの売込みを
やめさせよう」　だそうです。　確かに…　どこの国も若い女性の喫煙は問題となっていますよネ。

08年、日本の平均喫煙率は25.7％ （男性 39.5％、女性 12.9％） で、男性の喫煙率は17年連続で
減少しているも、女性の喫煙率は2年連続で上昇しているんだそうです。　タイでは男性の喫煙率が
00年59.33％から07年には41.07％、女性が同じく4.59％から1.94％に低減しています・・・

　　
＜女性にタバコを売るな！＞

さすが、WHO から 「禁煙模範国」 とされているタイ、喫煙率を大幅に下げています。タイ女性の喫煙率は
数％ですからネ…　日本とは雲泥の差です。　でも　男女の若年層では数字がちょっと変わります。

昨年の11月にタイ健康増進財団が行った調査では、15歳以上のタイ人の喫煙率は23.7％で、男性45.6％
女性3.1％と、はやり　未成年者の喫煙が多くなるんでしょう、女性も高くなります。　更にタイでは女性
喫煙者の数は他国に較べ約100万人前後と少ないほうですが、09年には増加傾向に逆転しているとか…

　
＜女性に気づかいを！＞

　「世界禁煙デー」　を記念して開かれたセミナーでも、チュリン保健相が女性の喫煙者増加に強い懸念を
示し　「タバコ業界がフレーバータバコ販売などで、ターゲットを若い女性にシフトしたのが理由」　と
業界にも注文をつけていた、なんて報道もされていました。　タイでも女性の喫煙は問題視されています。

WHOも世界の国々をよく見ています。　若い女性の喫煙率の増加は、青少年の喫煙と同様に、いま世界
各地で大きくクローズアップされており、世界全体で取り組まなくてはならない問題なんですネ。

　　
＜タイのヒット商品かも？＞

　タイ政府がWHOから禁煙活動において 模範国となった切っ掛けは、05年からカラー写真に義務付けた
あのグロテスクな健康警告表示だと聞きますので、更に警告に拍車をかけ、より写真をグロテスクに
するんでしょうかネ。　確かに こんな写真が添付されていたら吸う気持ちが萎えますよねぇ～

因みに、現在　政府がタバコ会社に写真を義務付けているのは、タイの他にカナダ・ブラジルなど
12カ国ありますが、タイではパッケージ総面積の50％以上を同表示に当てることが義務付けているとか。
その写真も今では10種類はあるようですヨ。　いずれ日本もそうなるんでしょうか？
　タイは禁煙において世界有数の禁煙模範国なんです！！



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