20歳の岩井千怜(ちさと)プロが「CATレディース」で、通算13アンダーで二週連続の優勝。
初優勝は出来ても二勝目が簡単ではないと言われるプロの世界で、初勝利からの連続優勝は、
1990年の西田智慧子さん(当時24歳)、2005年の表純子プロ(同31歳)以来、史上三人目。
この連続優勝で世界ランキングも、ツアー未勝利だった8月8日付の188位から二週間で
119ランクも急上昇し69位となりました。日本勢としては世界で13番手に名乗り出ました。
念願の初の世界トップ100入りです。日本の連続優勝で こんなにもアップするんですねぇ~
<新たなスターが誕生しました!>
今大会では三日間のドライビングディスタンスの平均は「248.5ヤード」で10位と
まぁまぁでしたが、パーオン率「85.19%(46/54)」は、全体で1位を記録しました。
飛ばし屋有利と言われている大箱根CCでしたが、パーオン率1位の確実性と普段から
心掛ける「攻めのゴルフ」が、パッティングも味方して、見事に逃げ切りましたネ。
こうなると、親の気持ちになってしまいますが、心配されるのが岩井ツインズのお姉さん・
岩井明愛(あきえ)プロです。常に一緒に行動し、戦績も横並び、二人揃って注目を浴び、
そして、千怜プロが優勝するまで二人は、比べられながら歩んできた20年間でしたからネ。
<連続優勝の快挙を祝う明愛プロ(左)>
同じ埼玉栄高校のゴルフ部で腕を磨き、最強姉妹として名を馳せた時代もありました。
高校生の時に出場した2020年の「日本女子オープン」で明愛プロが、ローアマチュアに
輝くと、翌週の「スタンレーレディス」では、千怜がベストアマチュアを獲得です。
翌年6月のプロテストでは二人揃って一発合格を果たし、9月の下部ステップアップ
ツアーでは、姉妹で二試合連続優勝するという史上初の快挙を成し遂げていました。
<千怜プロが優勝するまで 何もかも一緒でした>
今回、千怜プロの連続優勝の蔭で明愛プロは、53位タイと33位タイでした。予選落ちしなかった
のが何よりでした。 明愛プロは、千怜プロが前週の「NEC軽井沢72ゴルフ」でツアー初優勝を
飾った際、大粒の涙を流した理由を、“一番身近にいる者が優勝して感動したので” と言っていました。
が、その裏には、“先を越された悔しさ、自分も優勝できるのか、妹に置いていかれる不安もあっての
涙だった” と二人をよく知る関係者が憶測していました。 そんな彼女の気持ちも知らないで ・・・
<戸張捷氏>
あの戸張捷氏が優勝の表彰式で、MCでもないのに千怜プロの優勝インタビューで 横槍を
入れ、父の雄士さんと明愛プロを呼び出しました。流石に雄士さんは現れませんでしたが、
明愛プロは出されてしまいました。彼女の心境を考えて上げてほしかったな … 明日に続きます。
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