『赤ずきん』や『七匹の子ヤギ』のようにオオカミが悪役として登場してくる話をいくつかご存じのことでしょう。たいていオオカミは主人公を一旦食べてしまうものの、最後になってオオカミの腹は切り裂かれ、飲み込まれた主人公が助け出される代わりに沢山の石を詰め込まれて、場合によってはその石の重みで井戸に落ちて死んでしまったりします。勧善懲悪の物語ととらえることもできますし、死刑廃止論が叫ばれる現代においては過ぎた罰とも言えます。オオカミの人権?を尊重するならば、結果として加害者と被害者のどちらが本当の悪なのか判断が難しいところです。
数年前に見逃してしまった『ハードキャンディー』を遅ればせながらDVDで観ました。基本的に二人の登場人物の会話のみで成り立つ構成や、妙に説明っぽさを感じさせることのない台詞など、華美な装飾がない作りは秀逸です。もし本作を初めて耳にする方はあらすじ等の予備知識なくご覧になることをお勧めします。下半身に何も身に付けていない男がキッチン台の上で手足を拘束され、股間を大量の氷で冷やされているとき、果たして赤ずきんちゃんとオオカミのどちらが悪なのか、二人の登場人物のスリリングな会話から推し量ることができるでしょうか?
Ellen Pageの劇中前半の魅惑的な演技と、赤いフードを身に付けて去っていく姿が印象的な一作でした。
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Ellen Pageの劇中前半の魅惑的な演技と、赤いフードを身に付けて去っていく姿が印象的な一作でした。
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