正月休みを利用して、かなりくたびれてきた自宅にある革製品をクリーニング・補修しました。
クリーナーやブラシなどは以前買いそろえてあるので、必要なものはやる気だけ。久し振りに革にクリームを塗り込むと、どのカバンや日用品もしっとりと蘇りました。
この動画を見て「オールドコーチ」という言葉を初めて知りました。
【オールドコーチとは】歴史・特徴解説&オススメバッグご紹介! - マガジン
確かにCOACHは2000年代に入ってから、革素材だけではなく、ファブリックをふんだんに使った製品をたくさん出し始めた印象があるので、1990年代ないしそれ以前のCOACHと今のCOACHではかなり製品ラインナップが異なりますよね。
[コーチ] COACH クロスビー レザー コミューター | |
Coach(コーチ) | |
COACH(コーチ) |
そこで、しばらく使っていなかった古いCOACHのカバンをクローゼットから出してきました。2011年くらいに買ったカバンなので「オールドコーチ」とまではいきませんが、14年も経った革製品なら現行製品とは違った味わいがあるかも知れません。早速レザークリーナーで汚れを落とし、モイスチャライザーで革に潤いを与えてみました。
すっかり綺麗にしたところで、ブラシを掛けながら革を眺めていたところ、真っ黒だったはずのカバンが所々茶色に変色しているではありませんか!
余談ですが、この変色もレザーコンシーラーを塗ってしまえば、新品同様に真っ黒に染めることも可能です。それはそれで綺麗になるので革製品との付き合い方の一つですね。
閑話休題。
この変色は、経年劣化したRed WingのBeckmanやBlacksmithのように、地の革の色が透けて見えているのだと思います。真っ黒だったときも素敵なカバンでしたが、一部染めた黒色が抜けた状態も、茶色がアクセントになっていて格好良いものです。革製品は長く所持し続けると、こういう経年変化を楽しめるのですね。素晴らしい。
今まで定期的な革製品のメンテナンスをサボりがちでしたが、今年からはもっと大切に使い続けようと思いました。