当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

萬福寺

2011年10月07日 | 日記
平等院の後は、黄檗宗の大本山、萬福寺へ。
これまたどんだけぶり…てくらい前来たの、たしか学生時代…

駅から歩いて5分くらい。
何か“京都”と雰囲気が異なるお寺、それが萬福寺

さすが大本山、お出迎えの三門からして巨大。

黄檗宗なんで、古都京都ならではの日本らしさではなく、ここは中国っぽいんです
何が?って言われると説明しずらいんですが…違うんだよ、日本じゃないんだよ、ここの雰囲気は
三門も、日本の禅寺は五間なのが三間。これもここならではのポイントなんです

中に入っていくと、これまた中国風な伽藍の作りな為、本殿の前に、弥勒菩薩の化身という布袋様を祀る天王殿が置かれています。

中の布袋様もなんだか中国風。

ふくよかさが…てより、めでたい感じの黄金っぷりと顔つきが中国っぽく思えるんですよねぇ。


回廊を通って奥へ。
ここの回廊は本当に規則正しさがしっかりしていてカッチリした美しさがあります。

次に出てくるのは大雄宝殿。

中国の伽藍は規則正しさが基本なので、天王殿と似た雰囲気があります。

ここは裏も表も同じようにできています。どっちも仏様いらっしゃるからね

そこから近くの回廊には日本の木魚の元と言われる開版(魚梆)がつるされています。

これ、本当にでかい
以前もびっくりしたけど、やっぱり今回も「でかいなぁ」思いましたよ。
回廊の横幅いっぱいですからね
しかも、これ、今でも使われています。時を伝える道具。ま、お寺の鐘みたいなもんですね。

これが公開されているところでは一番奥になる法堂。

ここの見どころはやっぱり欄干でしょう

わかります?この独特なデザイン
これは『卍』をデザインした、卍崩しの文様の勾欄なんです
ここが一番中国っぽさ感じるポイントかも。なんともオシャレさん


再び回廊を抜けて見学して出口へ。
なんとも独特な威厳があるお寺でした。昔の記憶は…めっさ中国魚デカっしか残ってなかったので、改めて観に行って良かった
回廊、本当に綺麗だったし

ラストに。
入り口の放生池では蓮が咲きまくってましたよん(8月半ばの話です)