バボザル

『我が生涯に一片の悔いなし』を目指しているのですが、なかなかそうはいきません・・・

富士山に登ってきました。2

2012年09月06日 | 

続きです・・・

富士山もすっかり日が暮れ、ビッショリに濡れたレインウェアやザックを拭き、

ようやく山小屋にお邪魔することになります。

 

これでゆっくりくつろげると思いきや・・・

山小屋の中はごった返しています。

足の踏み場も無い状態です。

噂には聞いていましたが、富士山の山小屋の中はえらいな事になっていました!!

 

ゆっくりくつろぐ間も無く、夕食のカレーが配られます。

おそらく普通のレトルトカレーです。

味の方は・・・普通のレトルトカレーの味です。

おかわりは一杯までOKでした。

普通のレトルトカレーでしたが、皆さんおかわりされていました!!

ここで食っとかないと、この先どうなるかわからないですからね。

 

ガイドさんの話によると、「夕食を食べたあとは一時間は寝ては行けない。」と聞いていたのですが、

山小屋のボスみたいな方が、夕食を食べ終わると同時にベッドに寝るように指示されます・・・

「あら、話が違うぞ・・・」と思いつつも、登山者の皆さんは山小屋のボスの言いなりです。

 

寝る場所はこちらです・・・

カーテンで仕切られた二段ベット

 

中の様子はというと・・・

 

これまた噂にはきいていましたが、一人のスペースは本当に30cmぐらいです。

男性の方と、こんなに寄り添って寝ることになるとは・・・

完全に肩と肩が触れ合っています。。。

メガネを掛けたまま寝ているでしょ!! メガネを外して置くスペースも無いほどです。。。

そして、この夜の最大の敵は・・・

イビキでした。

大合唱です。

横に寝ている方、その横に寝ている方、またその横に寝ている方・・・

大袈裟ではなく、ほとんど眠れませんでした。

腕時計とにらめっこしながら、ようやく日付が変わり、

トイレに行ったり、ぼちぼち出発の準備を始めます。

ちなみに、六合目以上にあるトイレはすべて有料200円です。

 

午前0時30分、頂上を目指す準備をして小屋の外に出ます。

さぁっ!! 完全に寝不足ですが、富士山山頂を目指して出発です。

 

三脚を構えて、富士山からの夜景でもゆっくりカメラに収めたいところですが、まったくそんな余裕はありません。

そんなことでもしたら、置き去りです。

 

山小屋を出発してしばらくすると・・・

再び雨が降ってきました。

寝不足に加え、雨と寒さが体力を奪って行きます。

八合目。

ん?また八合目。

本八合目???

八合目が沢山あります。

 

 

雨も止み、九合目付近を歩いていると・・・

 

遠くの空が徐々に明るくなってきました!!

このあたりになると、登山者の方達も無言のまま・・・

パーティーから遅れだす方も一人・・・二人・・・と増えていきます。

自分も九合目を過ぎた頃から、急に身体が重くなりました。

息は上がるし、頭も少々痛い・・・酸素が足りません。

これってもしかして、高山病!?という自覚もではじめます。

 

しかし、目の前には・・・

素晴らしい眺めが・・・

頂上からはこれ以上の素晴らしい眺めが待っているんだろう・・・っという思いで一歩一歩、歩みます!!

 

続きます。。。

コメント (11)
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