旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

韓国メンバー

2012-01-13 21:45:35 | Quiet Adventure
韓国メンバー


左:チャントル 34歳 ハングル語

今回出会った中で一番のアホである。
それも世界規模のどアホ!
日本で行われた洞爺湖サミットで捕まり、しばらく日本に入国できないそうだが、
今年から来れるようになるらしい。
北朝鮮に歓迎されて北朝鮮を歩くものに参加するが、実は兵隊と毎日ほとんど寝ず、
食事も歩きながら食べるもので1日100キロを数日歩いて本気で死ぬかと思ったそうだ。

いつも先頭を歩いて歩くペースとみんなの安全を確保してくれていた。

相手が誰であろうと理解できないハングルでひたすら話しかけ、一人で笑っている
いつもご機嫌な男である。

メンバーの中で寝る時間が一番早いのがチャントルで、
「いま8時ってことは韓国は9時って事だ!こりゃ寝る時間だ!」
と台湾にきて一ヶ月以上たっても言っているところはさすがアホである。

「アホが世界を変える!」というのが彼のモットーのようだ。

中:フニ 31歳 ハングル語・簡単な英語・簡単な日本語

韓国人はチャントルを中心に非常に突っ走るメンバーが多い。
その突っ走るメンバーとまわりとのバランスをとるのがフニだった。
親切すぎるくらい親切で、良い奴だ。
「デブ」と言うと非常に傷つく。

右:ロッキー 31歳 ハングル語・日本語・北京語・タイ語・英語

最初にロッキーがダン君と出会った事から台湾を一周しようということに
なったそうだ。
普通、韓国国籍のビザでは台湾に1ヶ月しかいられないけれど、ダン君が韓国メンバーの
受け入れ人となって最初から最後までの2ヶ月滞在することができるようになった。

ロッキーは人間翻訳機かと思うほどたくさんの言語を話し、ウォーク中は通訳をしてくれた。
夜の街や店の中を一人でうろつくのが好きなようで、いつもウロウロしている。
太巴朗という台湾の原住民のアミ族の曲がお気に入りでいつも歌っている。

ミーティングのあとにテントで寝ようとしている僕に興奮して、
「今日のミーティング面白かったね~!」と横になって、「うーん」としか答えない僕に
永遠と話し続けるところは彼もチャントルと同じく突っ走る韓国人である。

韓国はオルン 16歳(女)と ヒョヨン15歳(女)の合わせて5人だった。

韓国メンバーはとにかく仲が良くて、家族のようだった。
ウォーク中は大量のキムチをみんなで仕込むのも役割が勝手にできていて見事だった。
そして、なによりみんなでキムチ鍋をしたときは韓国の特に男3人の連携は実に見事で、
チャントルが鍋の番人になって、フニがチャントルの指示を実行し、ロッキーが全体の修正をする
といった実に見事な連携で、僕が鍋のふたを開けようとすれば「まだだ!」と、3人同時に言う。
韓国人と鍋をする時は手を出さない方がいい。

台湾メンバー

2012-01-13 20:39:11 | Quiet Adventure
台湾を11月11日から1月30日まで歩いた今回のウォーク。
台湾の西側の高雄という街から僕が合流してメンバーは台湾5人、韓国5人、日本5人でバランスが良かった。
主要メンバーと雰囲気をふまえて紹介をすることにする。

台湾メンバー



左:ミンジェ 21歳 北京語

スタートの日に突然、出発地に現れたらしく、基本的には歩かずにサポートカーの運転をしていた。
いつも携帯電話でFacebookをチェックしている。

「とんでもないのが混じってる」と僕が思っていたら彼は交渉の達人であった。
後半のスケジュールは、どこに泊まるのかも全く決めずに朝にスタートして、午後にみんなが地図を見て
「ここに学校があるぞ!」と言う。
このウォークでは「学校=宿泊地」または「寺=宿泊地」であった。
台湾は日本と比べると凄くゆるい国なので、学校に行ってうまく交渉すれば泊めてもらえる。
その交渉の達人がミンジェである。
相手に分け入る隙をあたえず、早口であっという間に交渉成立させる達人である。

ある日、台南でミンジェが運転する車がタクシーとぶつかったが車には傷ひとつ付けなかった
奇跡の男でもある。

大晦日の日には飲み過ぎで吐いていた。

中:ダン君 29歳 北京語・台湾語・大阪弁

台湾の原住民へイホー族の血をひいている。
関西の大学を卒業して日本で就職。
日本語ペラペラで本の翻訳や通訳をしていて、今回の台湾巡礼はダン君との出会いから始まったそうだ。
ウォーク中に出会う台湾人の話を全て通訳してくれた。

原発反対の団体に所属していたが、かなり窮屈だった事もあって、ウォークをきっかけに仕事を辞め参加。
同じ歳ということもあって、かなり仲良くなった。
話のわかる良い奴で、良い意味でアホである。

日本語を勉強している時に小室哲哉の曲を聴いて何が言いたいのか、さっぱりわからず
「日本語って難しい」と思ったそうだ。

日本のお笑いが好きである。

右:シャオション 15歳 北京語・簡単な英語

台湾の学校のシステムは進んでいて、学校に申請して認められれば学校に行かなくても授業に
参加したことになるので15歳で参加できている。
決められた日にレポートを提出する必要はあるそうだが、学校で黒板を眺めているよりも
外で歩いていた方がよほど勉強になるのは確かだ。

最終日、最後の休憩を終えて「いよいよ、次はゴールだ!」と歩き始めてすぐに、
突然シャオションの母親が生姜の利いたお茶を持って現れ、みんな拍子抜けしていた。
台湾ではバスケが人気があり彼もバスケが大好きでNikeばかり着ていた。

あと、ルンジェ(男)18歳、ケンティン(女)18歳。
合わせて5人の台湾メンバー。