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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

建築士の集い

2020-02-23 16:22:19 | 建築士会
昨日、長岡グランドホテルにて建築士会主催による「建築士の集い」が開催されました。
新潟県内の建築士が、

全15支部の活動報告
新潟県建築士会競技設計公開審査
一級建築士試験合格祝賀式
基調講演

と、朝10:00~17:00までみっちり集ってきました。

最初の画像は新潟支部の活動報告を私が行ったのですが、発表前に壇上から撮影してみました。
発表前は緊張するのが可愛らしいんですが、この発表が建築士会在籍13年の内、5回目という
イチロー並みの打率のため可愛げもなく余裕を見せてしまいました。

今回の私の報告は昨年の上野千鶴子先生の講演会・シンポジウムについて。
アンケート結果を中心に発表をしてきました。

続いて設計コンペの公開審査
今年の審査委員長は手塚貴晴先生
急遽奥様の手塚由比先生も駆けつけていただき、超豪華審査になりました。
最終審査に残った作品はどれも力作揃い。


それぞれの個性が光っていました。


県外からの応募も沢山ありましたし、


学生からの応募もありました。


CGや模型の精度がすごかったですね。


とても引き込まれるプレゼンでした。
その後が面白かったんです。

手塚先生と住学メンバーでもある神田陸さん(コンペの実行委員長)が檀上にあがり、発表者に質疑を繰り返しながら漫才のような掛け合いでフリートーク。


発表者はドキドキが止まらなかったと思いますが、とても夢のような時間を過ごせたんじゃないでしょうか。
自分の作品で先生とトークできるなんて羨ましい以外の何物でもないですよ。

対象は福井県から応募してくださった一級建築士事務所LoHAの山田寛さんの「回転する壁をもついえ」でした。
とっても小さい家で印象的でした。
おめでとうございます。

その後は一級建築士試験合格者の合格祝賀式
例年であれば免許交付式なんですけど、昨年の台風19号の影響で試験が延期となったため今年は免許が間に合わなかったんです。
こんなところにも台風の影響があったんです。

しかし、新潟県の合格率は全国でもかなり上位だったそうです。
優秀な方が多いんですね。

会長から記念品を手渡されているのは、これまた住学メンバーでもあるカネタケ建設の宮沢さん。

さすがですね。

ちなみにこの祝賀式の担当委員長は私。
式の最後に祝辞を送るために再び壇上へ。
皆さん、おめでとうございました。

集いの最後は手塚先生の基調講演

斬新な建物が多いんですけど、どうやって確認申請を通したかなどの裏話や、
斬新すぎて行政から冷ややか扱いを受けていたけど、海外で賞をもらってからの行政の手のひら返し。
そして、気が付いたら法を整備する側の立場になっていて、建物が作りやすくなってしまったなど、
テンポが良くてホント面白かったです。

もうこんな長い一日何のためにやっているのか。
その後のお酒が美味しいからではないでしょうか。

改めて審査の講評を詳しく伺ったりしたんですけど、
どこを見ているのか、視線の先を知ることができてとてもいい勉強になりました。
ほんと楽しかったです。


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