native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【坂の上の狭小住宅】ワンルーム

2018-02-14 08:40:58 | 坂の上の狭小住宅
模型製作にあたり、何を聞きながら作業すると気分が上がるかなと探していたら作業時間が少なくなった昨日。

そうです。私は、学生時代に勉強しようとして座ったとたんに机の整理、掃除を始めるタイプでした。



デザインを検討するにあたり、私にとってスタディ模型の製作はとても重要な時間になります。
寸法を測りながら、一つ一つパーツを組み上げていく作業は、初期段階で建物の隅々を理解することができるから。

立体で隅々を理解することは、デザインの打ち合わせでとても役立ちます。
また、模型を組み立てながら、こうしたら面白そうだな、こんな事提案してみようかなという発見もある時間。

つまり、模型が大事なんじゃなくて、造ることが私にとって必要ってことです。

先日まで何も存在しませんでした。
0から1になる瞬間が、私にとってとても特別。

そんな生まれたばかりのカタチになったのか、なっていないのかぐらいの模型なのに、

妙に基礎が詳細に表現されていいます。基礎梁の位置と開口位置、高さがすでに決まっています。
それは、デザインの打ち合わせが始まる前に、構造と温熱環境の検討をほぼ終わらせているから。

つまり
安全第一!
建築業界で一番有名な標語ですが、現場での合言葉ではなく、設計段階から使われるべき合言葉です。

単純な長方形で組みわわされただけの基礎形状にすることで耐震性能に無理がありません。
偏りがなくバランスよく耐えられます。

また、基礎形状の検討は耐震性能だけでなく、温熱性能に対しても。

ネイティブディメンションズの設計は、「小さい」「コンパクト」「ミニマム」「狭小」といったキーワードが多く、それらのキーワードに対しての間取りはワンルームが主流です。

空間の広く見せるための設計手法ですが、
空調効率を良くするための設計手法でもあります。
よって、空調効率を良くするために、床下もワンルーム。


いや、1か所だけ区切られていますね。
ははぁ、という事は今回は「ラボ」があるという事ですね。

ちょっとずつ見えてきました。







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