今日からは、立体押しで行きたいと思います。
なんの予告だ!?
お客さんに言われたからそうしました。
とか、
普通、こういうものですよ。
とか。
たぶん建築業界の言い訳2トップです。なんにでも使える万能型FWです。
まぁ、置いといて。
どう考えたって使いにくいけど、それをそのままにはできません。
お金かけてるんだから、ちゃんと意味あるものにしたいです。
今日の主役はロフト。
2階の天井高が2m40cmとか2m50cmあったら、ロフトの床は2階の床から2m70cm位の高さにあります。
ロフトから2階を見下ろすとめちゃくちゃ怖いんですよ。
それをそのままにはできません。
ミニストックは隅々まで有効利用する建物です。ただあればいいってもんじゃない。
ちゃんと使えなければ小さな住宅で納得していただける要素が薄まります。
じゃぁ、どこまで天井高が下げられるのか。
実生活と建築基準法で求められる天井高さからぎりぎりの高さを出して、ミニストックのロフトの位置は決まっています。
思い出してください。
この時の記事 の柱の長さ。
とーっても短い2階の柱。
結果、ミニストックのロフトは手を伸ばせば届く高さ。
ロフトから覗き込んでもさほど怖くありません。(高所恐怖症の方には申し訳ない高さです)
ロフトは収納です。(*1)
つまり、荷物を運ぶのが前提になりますから、持ち運びに楽なのが絶対条件です。
1階から小屋裏まで階段を30段近く上がって、収納したいですか。
なんの修行だよって言いたくなります。
だからなるべく低く。
いや、すごく低く。(*2)
これが用事の足りている設計です。ちゃんと立体で考えています。
(*1)新潟市条例で小屋裏などの利用は物入れに限られています。部屋として使っちゃだめですよ。
(*2)ロフトの為に一部分だけ天井高を下げる場合、地震や風などの水平力がうまく流れなくなり、建物が不安定になります。構造計算で安全を確かめる必要があります。同様に、小屋裏収納は建物の上部を収納とするために建物が揺れやすくなります。これについても構造計算によって安全性の確認をしなければいけません。
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