先週に続き見学の依頼があったので、現場をご案内させていただきました。
「広い部屋」とは平面上の帖数の事ではなく立体的な視野の広がりであって、それはプライバシーを保ちながら、空間の連続性を持たせれば、部屋はどんどんコンパクトにできます。
と説明してきました。
文章にするとさっぱり分からないと思います。
そんな意味を持った平面図を提出しても、図面ではなかなか伝わりません。
結果、やっぱりもう少し広い方がいいです。と言われることがほとんど。
だから、事前に現場を見ていただくとこの話の中身がすぐに理解できると思います。
つまり3-DIMENSIONS スリーディーです。
いかに立体で間取りを考えるか。
X方向とY方向とZ方向を同時進行で考えるのがプランニングです。
もうここ最近のこのブログは「同時進行」押しが半端ないですね。大迫以上です。
で、立体的に間取りを考えていると、結構天井に特徴が出てきます。
施工途中ですが、登り梁と水平天井のコンビネーション(*)
床梁の表しと水平天井のコンビネーション(*)
他にもミニストックの天井はあちこちが複雑なカタチになっています。
まぁ、完成したらご覧いただくのが一番なんですけど、
平面図ばかり見ていると、常に上から見下ろしながらになってしまいます。
いかに頭の中で部屋の真ん中に立っていることをイメージできるか。
ネイティブディメンションズが一番得意にしている部分です。
だから3-Dのディメンションズを事務所名に入れています。
(*)本来構造計算では立方体または直方体を組み合わせることが原則です。斜めの天井を作るという事は、構造計算で安全を確認しなければいけません。
意匠と構造の同時進行です。
しつこい?
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