年に2本ぐらいしか見ない邦画を、また見てしまった。それも好きでは
ない大沢たかおの映画を前回に続いて、この映画の予告が
あまりにハリウッド映画のような ド派手な映像だったので、つい。
一応原作本で、おさらいは完了済。お話は、過去に幼女を
暴行惨殺した犯人が 出所後また同様の事件を引き起こすが 殺した
幼女の祖父が財界の大物で、金にものを言わせ全国紙の大新聞に
犯人”清丸国秀”を殺した者に10億円という懸賞金の広告を。これで
日本全国民の誰もが清丸の首を狙って襲いかかっても不思議ではない
状況に、逃亡していたが身の危険を感じ、清丸は福岡で警察に自首
これをSPと捜査一課と県警の刑事5人で警視庁まで護送するという任務を
まかされるが襲って来るのは、一般市民とは限らず警察官や護送に
あたる刑事も対象になるという異常事態。こんな人間のくずの命を
守っても また出所して同様の事件を起こした時、被害者の幼女に、どう
わびるのかと、苦悩する主役のSPに、大沢たかお
原作では男だが 華がないっうので映画では女性に。SPは護衛の対象者から
目を離すなと言われているのに、「あれ、何かな?」と言われ指差す方を
見ているうちに逃走されたり、後を向いている隙に殴られ 銃を奪われ
「おばさんくさいんだよ」と撃ち殺されたSPには見えない松島菜々子
いつもは善玉の役だが 意外性を突いて犯人役を演じ こんな奴は
殺されて当然と思えるほどの 憎憎しさも感じられない藤原竜也
犯人の乗った護送車を数十台のパトカーで取り囲み 高速道路を走行中
襲撃して来た大型トラックが横転するシーンや JRじゃ絶対許可しない
新幹線での護送シーンは 台湾で撮影したので大迫力。しかし新幹線を
下車し徒歩や車でのシーンとなると、急に 予算を使い果たしたような
映画に変化。原作じゃ重要な 余 貴美子が演じる女タクシードライバーも
いつの間にかフェードアウトし 山崎 努を投入してもダラダラ感は
ぬぐえず 犯人清丸が 隙をみての逃走中 また幼女を襲おうとした所で
大沢と松嶋が撃ち殺してエンドっうのが オイラの理想だった
日本のタランティーノこと三池監督への批評は
コメ閉鎖