「関ケ原」「燃えよ剣」と時代劇が続いた原田眞人
監督がまたまた、V6の武闘派俳優。岡田准一で
ヒリヒリするクライムアクションを撮ったという
ので、西新井の劇場にin
岡田君が交番勤務の警官の頃、拳銃を携帯している
人が分かる特殊能力を持っており、それらしい
人に職質をかけようとするが同僚に、たしなめられ
止めるが、そいつらが近くのスーパーに押し入り
アルバイトの女高生3人と店員の女性を射殺する
事件が発生。(現在、未解決のナンペイ事件を
連想させる)岡田君は女子高生の1人と知り合いで
なぜ、職質しなかったのか、と苦悩し、後に
襲撃犯を殺害し復讐をはたすが、闇に落ちた男に
警察の上層部から関東最大の暴力組織に潜入
するというミッションが与えられる
ヤクザ組織で岡田君とバディを組むのは、笑顔
がやさしく温厚な役が多い坂口健太郎。
サイコボーイを好演。
インテリやくざで、会長には、世界的ギタリストのMIYAVI
神津組のボスには、今、上映のガリレオで真逆な
刑事役の北村一輝。その愛人に松岡茉優。
背中に鳳凰のタトゥーを入れて、攻めた演技を
しています。
親分どおしのカラオケ会でオペラを歌う最高幹部
秘書役は元劇団四季の吉原光夫。
MIYAVIを狙う女殺し屋には、元宝塚の娘役、
中島亜梨沙。岡田君とガチで
アクションを見せてくれます。
鼻をそがれて、鼻マスクをしている幹部とか、
リーゼントにサングラスの姉さんとか
異様で中尾彬とか、石橋蓮司とかよく見るコワモテ
の俳優さんは出演してなく、任侠などの額が
掲げた組事務所もなく、ガラスバリのオフイス
のような事務所で美術もこっている
アクション指導が岡田君では、スピーディーな
動きと銃撃戦を見せてくれるし、警察のスパイが
いつバレるかというハラハラと
あんたも潜入者だったの、という驚愕の事実が、
怒濤の138分。この映画が東宝じゃなく、東映配給
に意味があり、もし岡田茂会長が存命なら、
すぐ続編を作れと、檄を飛ばしたであろう。
白石和弥監督の孤狼の血より100倍面白かった
オイラの批評は