司馬遼太郎の原作「燃えよ剣」を、「関ケ原」の原田眞人が監督
主演の土方歳三を、今やV6の岡田というより、アクション監督
殺陣師という呼び名が正しい。岡田准一が演じる。オイラ的には
土方は、数十年前のテレビドラマで演じた栗塚旭が強烈に残っている。
武州多摩でバラガキと、呼ばれた百姓の子悪童どもが、幕府の後ろ盾を
得て京で新選組を結成し、池田屋事件で名声を得て、大政奉還、
函館・五稜郭までを、一気に見せる壮大なスケールの大作である。
撮影場所は西本願寺など世界遺産や国宝級の建造物で、二条城、
仁和寺、東本願寺、姫路城、などオープンセットでは池田屋を再現
五稜郭の戦いにはエキストラ3000人と超ド級。
土方の盟友近藤勇には、最近まで西郷どんをやっていた鈴木亮平。
いつもニヤニヤ笑っている沖田総司には、Hey!say!ジャンプの
山田涼介。芹沢鴨には伊藤英明。お雪には柴咲コウ。昔、剣道を
やっていたので、藤堂平助に、はんにゃの金田 哲。監察役の
山崎蒸には、早口でぶつくさ言う芸風がそのままの、ウーマンラッシュ
アワーの村本大輔。殺陣は岡田が、つけたらしいが映像が暗く
剣がぶつかる擬音がうるさく、すごさが不明。酒癖、女癖が悪く
新選組の規律が悪くなるので、芹沢鴨が暗殺されるシーンは寝ている
芹沢の上に襖をかぶせ、上から刀で、ブスブス刺し殺すシーンは斬新。
自分の出番ではなく、この現場を見学に来ていた近藤勇役の
鈴木亮平は、写ってはいけないキャッシュカードを落としてしまい、
血眼でさがしていたらしい。結核で先が短い冲田総司が床に
休んでいて、土方に自分の刀を見せてくれと哀願し、自分の鼻のギリギリ
の所まで刃先を向けられ、うれしくて笑っているように見える
山田涼介は、実は模擬刀じゃなく真剣なので、岡田の手がすべったら、と
ドキドキしてひきっつた笑いらしい。要所要所はいいのですが
あまりに飛ばして、ダイジェストの映像をみているみたいに思った
オイラの批評は😀 😀 😀 😀