箱根駅伝五区、2012年柏原選手と2015年神野選手の平均時速・５０ｍ走換算タイムなど

今日行われた第９１回箱根駅伝は青学大が五最後の山登りで逆転して初優勝。五区を走った神野選手は“山の神・柏原竜二”のタイムを24秒上回る区間記録を出しましたが、今大会から函嶺洞門閉鎖閉鎖に伴う新コースとなったため柏原選手の記録はすでに参考記録扱いとなっております。

柏原選手が記録を出した2012年当時、五区の距離は23.4キロとされていましたが、今大会では23.2キロと発表されています。ですので、神野選手記録は距離が短くなったからだと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に変更されたのは函嶺洞門を迂回するバイパス部分だけなので、逆に20メートル長くなっており、0.2キロ短くなったのは計測の結果これまでの距離が誤っていたためのとの事。

そこで、以前の記事
15:03:48→10:51:36＝70回目の挑戦で遂に史上最速チームへ：第88回箱根駅伝の東洋大学
で算出した2012年の柏原選手のタイムを今回の五区の距離に当てはめて平均時速などを算出し直して神野選手と比較してみました

		2012年				2015年
五区		柏原選手				神野選手
小田原	距離	タイム	1㌔平均	平均時速	50ｍ走換算	タイム	1㌔平均	平均時速	50ｍ走換算
～箱根湯本	5 ㎞	0:15:06	03:01	19.87 ㎞	9.06	0:14:47	02:57	20.29 ㎞	8.87
～大平台	4.6 ㎞	0:14:28	03:09	19.08 ㎞	9.43	0:14:43	03:12	18.75 ㎞	9.60
～小涌園前	4.6 ㎞	0:17:01	03:42	16.22 ㎞	11.10	0:16:46	03:39	16.46 ㎞	10.93
～芦之湯	4.2 ㎞	0:14:40	03:30	17.18 ㎞	10.48	0:14:39	03:29	17.20 ㎞	10.46
～元箱根	2.8 ㎞	0:08:47	03:08	19.13 ㎞	9.41	0:08:36	03:04	19.53 ㎞	9.21
～芦ノ湖	2 ㎞	0:06:37	03:18	18.14 ㎞	9.93	0:06:44	03:22	17.82 ㎞	10.10
区間計	23.2 ㎞	1:16:39	03:18	18.16 ㎞	9.91	1:16:15	03:17	18.26 ㎞	9.86

柏原選手の場合、湯本～大平台間は神野選手より約20メートル短いので、今大会のコースで走った場合は同区間の50ｍ走換算タイムが9.43ですから、20メートルで約3.9秒遅くなることになります。

果たして神野選手の記録もいずれ破られる時が来るのでしょうか…。

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