猫面冠者Ⅱ

主に東洋大学を中心に野球・駅伝などの記録・歴史・エピソードなどなど…。

東都大学野球、連覇の記録

2018-10-24 00:28:00 | インポート
(H30年10月23日更新)

東都大学野球で三連覇以上のケースは戦前も含めると下記の通り。

専修大学:六連覇(昭和14年春~昭和16年秋)

勝点 二位............ 備考
昭和14年:春 10勝 0敗 0 5 日大
昭和14年:秋 7勝 1敗 2分 3 中大・日大 天候不順で優勝決定戦が開催できず 三校同率一位
昭和15年:春 9勝 1敗 0 中大
昭和15年:秋 4勝 1敗 0 中大 同率で決定戦
昭和16年:春 10勝 0敗 0 中大 新人・一言多十がノーヒットノーラン
昭和16年:秋 5勝 0敗 0 中大

(当時は野球統制令により平日の試合は禁止されていた為、現在のリーグ戦の形式とは異なる)

*六連覇の原動力となった専大のエースは梶岡忠義(後阪神)。平成17年に中大の主将を務めた梶岡千晃選手(現NTT東京)の祖父。

*昭和16年春、ノーヒットノーランの一言多十(後セネタース・東急など)は島田商業出身で前年夏の甲子園準優勝投手。大学初登板となった対國學院大戦で東都大学野球史上初のノーヒットノーランを達成。プロ野球珍名選手(ひとことたじゅう)としてよく紹介される。

*ライバルだった中大のエースは小嶋仁八郎。戦後は大分・津久見高監督として甲子園で優勝。プロ野球の二リーグ分裂時に結成された西日本パイレーツに一年間だけ在籍し、野本喜一郎(上尾高・東洋大・浦和学院高監督)とチームメイトだった。



亜細亜大学:六連覇(平成23年秋~平成26年春)戦後では初めて

勝点 二位........ 備考
平成23年:秋 9勝 4敗 0 4 青学大 青学大と優勝決定戦
平成24年:春 8勝 3敗 1分 4 青学大
平成24年:秋 8勝 2敗 0 4 中央大 東浜巨投手が通算420奪三振・35勝
平成25年:春 9勝 3敗 0 4 駒沢大
平成25年:秋 10勝 1敗 0 5 国学大
平成26年:春 9勝 4敗 0 4 国学大 国学大と最終週に勝ち点3同士で対戦。



東洋大学:五連覇(平成19年春~平成21年春)

     勝点二位......備考
平成19年:春 10勝 4敗 1分5駒大大場翔太投手、シーズン最多奪三振115
平成19年:秋 10勝 4敗 05亜大 大場翔太投手、前季から14連勝
平成20年:春 10勝 1敗 05亜大 開幕戦を落した後10連勝
平成20年:秋 9勝3敗04亜大 18年秋から19カード連続勝点
平成21年:春 8勝 2敗 1分4 青学大 優勝を賭けた亜大との最終決戦に連勝
 *勝点5での三連覇も戦後初


三連覇
昭和10年春~11年春:専修大学*1
昭和11年秋~12年秋:中央大学*2
昭和26年春~27年春:専修大学(26春:勝点5・26秋:勝点5・27春:勝点4) 
昭和50年春~51年春:駒澤大学(50年春:勝点4・50年秋:勝点5・51年春:勝点5)
平成14年春~15年春:亜細亜大学(14年春:勝点3・14年秋:勝点4・15年春:勝点4)
平成17年春~18年春:青山学院大学(17年春:*3勝点3・17年秋:勝点5・18年春:勝点4)
平成29年春~30年春:東洋大学(29年春:勝点4・29年秋:勝点4・30年春:勝点4)
*1:五校によるリーグ戦(専大・日大・中大・國學院・商大=現一橋大)
*2:四校によるリーグ戦(中大・専大・日大・國學院をAクラス、農大・商大をBクラスとしていた)
*3:五校によるリーグ戦(亜大不出場の為)


拍手を送る
(この記事が気に入った方はクリックして頂ければ幸いです)


にほんブログ村 野球ブログ 大学野球へ
にほんブログ村

下の方に「ブログ気持玉」というのも出来たので宜しければこちらの方もワンクリックお願いします。
      ↓   ↓   ↓


テーマ別インデックス「資料編」 :通算本塁打・投手勝敗・開幕カードスタメンなど
「記録」:個人記録についての話題
「戦前」:新聞記事で拾った戦前の記録
歴史-戦後編」 :新聞記事から拾った戦後の記録
「動画」:神宮で生観戦した際の動画
「エピソード」
「人物」
「東洋大学」:主に野球以外のあれこれ。 
「熱球譜」:戦前・戦後の歴史のうちスコア中心の記事
「全試合結果」 : 戦前から現在までの試合結果(「熱球譜」完成までの繋ぎ版
猫面冠者‐別館(yahooブログ)JINGU STADIUM