老人食は嫌ニャのよ

7歳になった、らっちに7歳用老人食を与えたら「にゃに、これ～」と食べなかった。以前のものと、まぜまぜしたけど、食べない。お互い根競べ。
夜、寝ぼけていて　らっちを外に出した覚えがない。朝の4時に帰ってきて、いつもなら「開けてにゃ」となくのだが、手でノックしている。まだ、私は寝ぼけている。窓を開けると、「ご飯が気に入らなかったので、自分で狩りしてきました」と言わんばかりに、何やら物体で、じゃらけまくっている。とかげや、やもりならほっとくんだけど、その物体はなんか違うような気がする。しょうがなしに、電気をつけて「キャー」と叫びたいくらい
びっくり、ねずみ　だった。タンスのすき間に逃げ入っていったのだが、らっちはタンスの前から動かない。
私は朝4時から、こんな事でたたき起こされ、中途半端に目覚めてしまって、やはり寝坊した。
ねずみの行方はわからず、たぶん同じ屋根の下で同居しているかと思うと、かじられそうでイヤだ。
さっさと、らっち　つかまえろよ～　タンスのすき間に手をつっこんだまま、ほこりまみれになっているらっちは、「私は狩りで疲れたのよ」と　居眠りをはじめた。
おい、おい　どうするんだよ。　ネ・ズ・ミ・・・

雨なので、引きこもるべきか、映画でも観て気晴らしするか・・・
人の少ないであろう『長ぐつをはいたネコ』を観た。やはり、人は少なかった。
おもしろいかな・・・と思っていたら、「あなたは、私の自慢の息子よ」「まま、ありがとう」という場面で、涙がドー。
あの子の遺書に、「ごめんね」とは、あったけど「おかん　ありがとう」の言葉はなかった事を想い出してしまった。

いまだ　ねずみは行方不明のままだ。

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