Les Quatre Boutique Blog 03

QUATRE ILLUSTRATION [Kazushi Ryoguchi] Blog

真夜中の病院

2009-09-21 14:24:30 | Quatre People

昨日の夕方、京都の弟から突然の電話。2日程前から腹痛を訴えていた父の様子がおかしいので、救急車を呼んだとのこと。しばらく様子をみて連絡を待ってみましたが、その後の検査で、一刻も早く手術をしないと、明日の朝まで命がもたないことが判明し、私も急いで夜の山道を飛ばして京都の病院にかけつけました。
詳しい病名はわからないけど、大腸がねじれて便が詰まり、腫れたその部分の壁が破れて、便が体内に出てしまうという、昔親戚のおじさんが命を落としたのと同じ病気…。手術をしても6割の人が亡くなってしまう恐ろしい病気ということで、緊急入院+緊急手術になりました。
私が京都に到着した11時には手術が始まっていて、母と弟、妹夫婦と一緒に真夜中の病院の待合室で、手術の終了をひたすら待つことに。そして4時間半後の3時半、手術は終了し、とりあえず一命をとりとめましたが、今の所まだ人工呼吸器や点滴のお世話になりながら、血圧や酸素濃度の最適値をめざしつつ、看護士さんに付きっきりで治療していただいてます…。ただ高齢で脳梗塞の経験もある父なので、しばらくはいつ容態が急変してもおかしくない状態ということで、今後も心配は続いています。
久々の完全な徹夜となりましたが、弟や妹夫婦もずっと明け方まで一緒にいてくれ、付き添いのみんなのためにおにぎりを作ってくれた弟のお嫁さん、私が留守のおウチを一晩中リビングで祈りながら守ってくれていた妻、…みんなの思いがひとつになって乗り越えられた夜でした。
明け方、朝食の調達に外に出ると、クルマの姿も見えない静まり返った京都の街が…。(写真)この付近は20~30年前とそんなに街並みが変わらず、新たに高い建物も建っていないため、まるで小学生頃に見ていた景色のようでした。
徹夜したにも関わらず、眠気におそわれなかったので、父の容態が安定しているのを確認後、そのままカングーで1時間弱の琵琶湖を目指し帰宅。深夜と早朝。普段経験することのないカングーでの時間でした。