先日の妻とのデートで訪れたNORTHWESTさんで、私がセレクトしたのはデンマークのアンティークキャニスターでしたが、妻の目にとまったのは、今日の写真の小鹿田焼のお皿でした。
NORTHWESTさんといえば、北欧や東欧のアンティークや現行品とともに、日本の伝統工芸品が何の違和感もなく共存しているのが特徴。先日訪れた時には、なんとも自然に店内の雰囲気にとけ込んで「こけし」まであり、そのセレクトの懐の深さと幅の広さに、ちょっと感激させられました。それはまるで60年代のラウンジミュージック中心の選曲の中に、小粋にお洒落な和モノの音源を忍ばせる、センス抜群のDJのよう。こういう小粋なセンスに私はとっても弱いです。
さて、妻が選んだこの和皿。NORTHさんのサイトの説明を見ると、大分で300年間変わらぬ技法で生産されているものだそう。店内には様々なサイズの平皿の他、お茶碗や小皿もありましたが、手作りのため、その表情はすべて印象が違う…という興味深いもの。妻が目をとめたのは大きめの平皿で、本人いわく「これに立田揚げを並べるといい感じになりそう☆」らしく、店主さんにすべての在庫を出していただいて、色や柄、歪み具合などをゆっくりと吟味して、1枚のお皿を選んでおりました。
このお皿はまだ食卓デビューしていませんが、妻のセンスでどんなカタチで登場するのか、実に楽しみです。